映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」はシンジとレイの出会いから使徒と戦うまでの物語です。
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の4部作の第1作目で、2007年9月に公開されました。
製作会社はカラーで、監督は庵野秀明(あんのひであき)、摩砂雪(まさゆき)、鶴巻和哉(つるまきかずや)が担当しています。
大災害「セカンドインパクト」後の世界を舞台に描いていて、新たな設定とストーリーに構築した内容になっていて、とても見応えのあるものになっています。
この記事では、あらすじと、ラストの結末の部分、主題歌など紹介しています。

ヱヴァンゲリヲン:序のあらすじとラストの結末
大災害「セカンドインパクト」後の世界
総人口の半分が失われた大災害「セカンドインパクト」から15年後、碇シンジ(いかりシンジ)は3年間会っていなかった父親の碇ゲンドウに呼び出され、第3新東京市に向かいます。
そこでシンジは謎の生命体『使徒』と戦う為にEVAに搭乗することを強いられます。
出来るわけないと拒むシンジですが、EVAのパイロットである少女・綾波レイ(あやなみレイ)と出会います。
ボロボロの姿になってもEVAに搭乗しようとする綾波レイを見てシンジもEVAに乗ることになります。
シンジは初号機で出撃しますが、使徒が放った光線によって負傷してしまいます。そして、エヴァの陽電子砲による狙撃作戦「ヤシマ作戦」への参加を拒みます。
しかし、本部ごと自爆する覚悟だ、と説得され、シンジは再びエヴァに乗ることになります。
いよいよ日本全土の電力を接収して、放たれた陽電子砲の一撃は、使徒に命中しますが、それでも致命傷にはならず反撃されてしまいます。
恐怖に怯えるシンジを一旦は外されそうになりますが、結局は2射目もシンジに任されます。そこへ、再度使徒の光線が襲いますが、レイの乗る零号機によって防がれます。
そして、初号機に乗ったシンジの撃った陽電子砲の2射目が第6使徒に命中し、殲滅することができます。
その頃、月面では渚カヲルが棺から目覚めていたのです。

ヱヴァンゲリヲン:序の解説
4部作のうちの第1作目「序」に込められた想いは?
1995年から1996年にかけてテレビ放送された第1話〜第6話までを再編集した内容になります。
タイトルの『序』は雅楽の用語である「序破急」に由来していて、雅楽の曲を構成する三つの部分をいいます。
物語における起承転結の意味としても使われます。
碇シンジがEVA初号機と出会い、綾波レイと共にヤシマ作戦で使徒を倒すまでが描かれています。
Amazonプライム無料お試し登録ヱヴァンゲリヲン:序のキャラと声優
シンジを想像するだけで声が思い出せますよね!
本作の主人公は碇シンジです。
中学に通う14歳の少年で、幼少時に母親を亡くし、父ゲンドウに捨てられたことで、家族の愛情に乏しい生い立ちが影響して、内向的でナイーブな性格です。
声優担当は緒方恵美(おがためぐみ)です。
少年役の声を担当することが多く、アニメ「地縛少年花子くん」の花子くん役や、「幽☆遊☆白書」の蔵馬役なども担当しています。
ヒロイン1人である綾波レイはEVA零号機のパイロットで、その出生は謎に包まれています。
色が白く水色のショートカットで、赤い瞳をしています。
感情を表に出さず常に無表情ですが、シンジとの交流で次第に感情を見せるようになります。
声優担当は林原めぐみ(はやしばらめぐみ)です。
歌手や作詞家、エッセイストとしても活躍しています。
「ポケットモンスター」のムサシ役や、「名探偵コナン」の灰原哀役も担当しています。
ヱヴァンゲリヲン:序の主題歌と歌手
ビッグスターとのコラボレーションは最高です!
主題歌は歌手の宇多田ヒカルが担当しています。
雑誌で「エヴァ」について語っていたのを制作側が注目、オファーを出したことがきっかけで、決定しました。
タイトルは『Beautiful World」で「新世紀エヴァンゲリヲン」を意識して制作した楽曲です。
テーマとしては「願い」を主軸として、風や匂いのようなふわっとした掴みどころのないメロディを意識したと語っています。
