アニメ映画『ONE PIECE FILM Z』は、2012年12月に公開されたアニメ映画です。劇場版としてはなんと、第12作目になるんです。
また、最終興行収入はシリーズ最高となる68億7000万円を記録しました。これは、東映作品の興行収入の最高記録だそうです。
この記事では、アニメ映画のあらすじとラストの結末、見どころと評価を紹介しています。
ONE PIECE FILM Zのあらすじ
助けた人物の謎
巨大なエネルギーを持つ「ダイナ岩」を奪うため、新世界のファウス島にある海軍基地を襲撃した元海軍大将・ゼット。
NEO海軍と名乗る組織のリーダーであるゼットは部下のアインとビンズらと共に、全海賊の抹殺を目論んでいました。
そして、戦闘中にダイナ岩を起爆して大噴火を起こし、ファウス島を海に沈めてしまったのです。
この爆発に巻き込まれて意識を失い、漂流していたゼットを助けたのは、麦わらの一味でした。
チョッパーの治療で目を覚ましたゼットは、初めは穏やかに話をしていたものの、ルフィたちが海賊だと知った瞬間に態度を一変させ、攻撃してきます。
さらに、ゼットの部下であるNEO海軍の旗艦「ホワイトタイガー」が現れ、幹部のアインとビンズの能力で、ナミ・チョッパー・ロビン・ブルックの年齢が戻されてしまいます。
ゾロたちもビンズの能力で動きを封じられてしまい、ルフィもゼットの武器「スマッシャー」に取り押さえられてしまいます。
そして、サウザンドサニー号が崩壊寸前のところで何とか脱出することに成功します。
その後、サニー号の修理を行いながら、ゼットに関しての調査を始めるのですが…。
ONE PIECE FILM Zのラストの結末
ストーリーはどうなるの?
ルフィたちは温泉地として有名である、火山の島にやってきました。
その島にはルフィたちと同じように、ゼットに負けてしまった海賊達が多く集まっていたのです。
その場でルフィたちは、ゼットは以前、海軍の大将を務めていたという情報を手に入れます。
その実力は青キジや赤イヌ、黄ザルと並ぶほどだったといいます。
しかしゼットは海軍を抜け、「NEO海軍」を作り上げたのです。
目的は、この世の海賊を滅ぼすこと。
そしてルフィたちのいるこの島に、ゼットたちも船を止めているという話を聞き、再び戦いを挑みに行くのでした。
しかし、ルフィは再びゼットの前で倒れてしまい、シャンクスから譲り受けた麦わら帽子を奪われてしまいます。
「NEO海軍」の目的は、この世の海賊を滅ぼすことですが、この新世界ごと壊滅させようと考えていたのです。
そして、ゼット達が仕掛けた爆弾により、一つの火山が爆発する寸前、間一髪のところでルフィは仲間に救われます。
そのとき、元海軍大将の青キジが姿を現れます。
青キジは海軍にいた頃のゼットの弟子だったのです。
ルフィたちは青キジから、新世界を救うための鍵がある3つ目の火山のある場所を聞き、そこへと向かいます。
一方では海軍も動き出していました。
そのことを知らないルフィとゼットは、3度目の闘いを繰り広げます。
ゼットは、先が長くない病に侵されており、その影響もあり、ルフィは3度目の戦いでやっと勝利を手にしました。
戦いが終わり、ホッとしていたその時、海軍の大群が二人の目の前に現れます。
先ほどの戦いでルフィを認めたゼットは、ルフィたちをかばうかのようにたった一人で海軍へと立ち向かいます。
逃げることに成功したルフィたち一行。
そして、ゼットの本当の最後の戦いが始まるのでした。
Amazonプライム無料お試し登録ONE PIECE FILM Zの見どころ
ここがポイント
敵キャラであるゼット。実は彼はシンプルな悪役ではなく、過去に悲しい出来事があって…。
そんな過去を持つ男と、ルフィたちが繰り広げる壮絶な闘い。
まさに男同士の闘いともいえるような戦闘シーンは見どころの一つです。
いつものONE PIECEの映画とは少し雰囲気が異なり、大人で渋い雰囲気の作品に仕上げられています。
ONE PIECE FILM Zの評価
どんな映画なの?
見どころにも書いてありますが、悲しい過去を持つゼットの生き様の格好良さがとにかく高評価でした。
敵役までもここまで格好良く描いているのは、さすがは映画ONE PIECE…とも言えますよね。敵役ですが、ぜひ彼に注目して観ていただきたいです。
そして、ストーリーは少しシリアス要素も含んでおり、海賊とは何か?と改めて考えさせられるような深いテーマもあるようです。