アニメ映画「ルパン三世 バビロンの黄金伝説」は古代メソポタミアから現代のニューヨークへと舞台が動く作品で、1985年に公開されました。
ルパン三世シリーズの劇場映画の第3作目になります。
舞台はニューヨークで1980年代の華やかな時代が色濃く描かれています。
劇場版の前2作はシリアスで重厚な雰囲気でしたが、今作は奇抜で面白い内容がテーマとなっていて、ルパン本来の面白いアクションや笑いがいっぱいの作品です。
この記事では、アニメ映画のあらすじとラストの結末、見どころと評価を紹介しています。
ルパン三世 バビロンの黄金伝説のあらすじ
バビロンの秘宝をめぐるエキサイティングな争奪戦!
ニューヨークの街角にあるお店にひとりの老婆が入店しました。
そのお店は怪物のマスクをかぶって楽しむナイトクラブでした。
その老婆・ロゼッタとゴリラに扮したルパンはその場を楽しんでいました。
そこへ銭形警部が現れルパンはオートバイで逃走します。
その様子を苦々しい顔をで見ているニューヨークを牛耳るマフィアのボス・マルチアーノと若頭のコワルスキー。
「ルパンを殺せ」とコワルスキーに命じます。
それから数日後の夜、ルパンの元に現れたロゼッタは紀元前5世紀にメソポタミア文明の古代都市〈バビロン〉で、財宝がどこかに隠されている話をします。
それはルパンがマルチアーノから聞き出そうとしていた【秘密】でした。
マルチアーノも先代の代からバビロンの黄金を探し求めていたのでした。
不二子と合流したルパンはバベルの塔が発掘されたというイラクに向かいますが…⁉︎
ラストの結末はどうなる?
何でもありのラストに驚愕!
ルパンたちは「バビロンの黄金の謎」を追い求め、ついに黄金で固めて作った金色の獅子像の在処を探し当てます。
そしてピラミッドのようなバベルの塔に潜入し、多くの仕掛けられた罠を制覇していきます。
するとその中地下に美しい女性のホログラムが現れます。
それはロゼッタの正体の地球外生命体でした。
ルパン達は黄金の獅子像を運び出そうとしますが、マルチアーノ一家が立ち塞がります。
獅子像を不二子ごと奪われたルパンですが、実はルパンはこの獅子像がバビロンの秘宝ではないことに気づいていました。
バビロンの秘宝はマディソン・スクエア・ガーデンの地下に隠されているのを見つけました。
バビロンの黄金伝説はハレー彗星と関連があり、ロゼッタはバベルの塔を故郷へ持ち帰る使命があったのでした。
しかしルパンは宇宙人にバベルの塔を渡せないと思い、ロゼッタから取り返すことに成功します。
バベルの塔を手に入れられるのはハレー彗星が近づいてきている時のみということがわかったルパンは、76年後に再びハレー彗星が近づいた時にバビロンの黄金を手に入れると誓いを立てました。
ルパン三世 バビロンの黄金伝説の見どころ
息つく間もないアクションシーンが面白い!
独特な色彩感覚で知られる鈴木清順が共同監督の今作。
劇場版のルパン三世シリーズの中でも群を抜いてぶっ飛んでいる内容となっています。
ゲストキャラにも塩沢とき、河合奈保子、カルーセル麻紀、おぼんこぼん師匠などに声優担当をしているので独特な雰囲気も楽しむことができます。
元祖のルパン三世らしく、カーチェイス、酒、女、ギャンブルがカムバックした内容が見どころです。
ルパン三世 バビロンの黄金伝説の評価
ハードボイルドなルパン三世が好きならハマります!
ルパンならではの非現実的なアクションシーンが散りばめられ、頭を空っぽにして楽しめる作品です。
心理的に感情移入するような内容ではなく、ただただバビロンの黄金を手に入れるためにルパンや不二子たちがドタバタと動き回り、「そんなのあり⁉︎」と言いたくなるような展開が目白押しです。
ルパンらしい動きにキレのある劇場作品に仕上がっています。