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そして父になるの映画の最後ラストの結末、切なすぎて苦しい実話!

もし、一生懸命自分の子だと思っていた子が、実は血縁関係がなかったとしたら。この映画では新生児の取り違えがテーマになっています。

そして、新生児を取り違えられた2組の家族は辛い現実とどう向き合うのか、その葛藤たるや、想像することも憚れます。しかし、実際にあった実話が元になったのgこの映画です。

さて、2013年に公開された『そして父になる』は第66回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞しています。

これは日本人では26年ぶりの快挙だったそうです。

また、国内でも興行収入でも32憶円を記録して、日本人アカデミー賞では優秀作品賞に選ばれるなど日本の映画の底力を見せた歴史に残る作品となってい流のですね。

この記事では、そんな映画のあらすじ、そして、それをみた私なりの感想を紹介しています。

一度動画配信で、この素晴らしい映画を見ていただけたらと思います。

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あらすじとラストの結末、感想

過酷な現実を突き付けられた2組の家族の運命は

エリート一家の大黒柱である野々宮良多(福山雅治)と妻みどり(尾野真千子)は6歳になる長男と3人暮らしです。私立小学校にも無事合格し順風満帆な生活をしていました。

しかしある日、突然息子が産まれた病院から『重要なお知らせがある』と呼び出されます。

なんと出生時に子供の取り違いがあったことを告げられたのです。

取り違えられたもう一組の家族は野々宮夫妻と対照的で質素な生活をしていました。

斎木雄大(リリーフランキー)とゆかり(真木よう子)夫妻が野々宮夫妻の子供を自分達の子供として育てていたことになります。激しく動揺する2組の夫婦でしたが、今後の子供のためにも選択を急ぐことを促されます。

野々宮夫妻は経済的余裕があったため、2人の息子を引き取ることを斎木夫妻に提案します。しかし、斎木夫妻は経済的に余裕がなくても、愛情たっぷりに子供を育てていたことが発覚していきます。

そして、なぜ新生児取り違えという悲しい事件が起こってしまったのでしょうか。

子どもを交換すべきかを迷う両家でしたが、何回かお泊りを経験するうちに実子に情が湧いてくるのを感じます。そして話し合いの末、なるべく早く元の家庭に戻すべきだという結論に達して、子どもたちを交換することになります。

しかし大人が勝手に決めた決断に子どもたちは納得できなかったのです。

良多も大切なのは血の繋がりではないと考え直して、子供を迎えにいきますが、子供は家を飛び出してしまい、「パパなんかパパじゃない!」と言われます。そこで、「できそこないだったけど、(これでも)パパだったんだよ。もうミッションなんか終わりだ」と言います。

結局、ラストでは明確な答えを明記していないのです。血の繋がりか、過ごした期間かといったことに対する答えは観る側に委ねられているんですね。

もっと重要なのは、この映画はその答えではなく、仕事に没頭していた良多が問題に直面して初めて子どもと向き合い、そして「父」となっていくという物語だということです。

そして父になる、感想

愛情持って育ててきた子供が『取り違えだった』と言われた2組の家族の心情が手に取るように伝わってきて胸が苦しくなりました。

理不尽な理由で今回の新生児取り違い事件が起こってしまいましたが2組の夫婦の子供は既に6歳になっており、誰が見ても家族になっていたことから血の繋がりだけが重要ではないことも分かりました。

そして、経済的に格差があった2組の家族でしたが、愛情や幸せはお金では買えないことが
よく分かるストーリー展開で涙が溢れました。

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キャストと監督

豪華過ぎる面々

・監督…是枝裕和

映画『そして父になる』はドキュメンタリー映画出身の是枝裕和監督が脚本も担当しています。

『海街daiary』『万引き家族』など数々の作品で受賞し、国内外からも高い評価を得る日本を代表する映画監督として有名です。

・野々宮良太…福山雅治

福山雅治さんは『そして父になる』で初めて父親役を演じました。

作詞作曲も手掛けるアーティストとしても有名で、バラエティー番組にも積極的に参加する飾らない人柄が人気の俳優です。

また甘いルックスから女性ファンも多く、コンサートを開催すれば即完売する人気ぶりです。

・野々宮みどり…尾野真千子

数々のドラマで主役やヒロインに抜擢されてきた実力派の女優です。

しかし、奈良出身のためノリが良く、バラエティー番組では芸人顔負けの面白さが目立ちます。

コミカルからシリアスな演技まで得意とする日本を代表する女優です。

・斎木雄大…リリーフランキー

放送作家やデザイン、イラストも得意とするマルチな才能を持つ俳優です。

独特の世界観を持っており、芸能界でも唯一無二の存在で活躍しています。
普段は柔らかい表情と口調のリリーフランキーさんですが、役者になると表情が一変し悪役もヒーローもハマり役にするカメレオン俳優です。

・斎木ゆかり…真木よう子

真木よう子さんは華奢な外見からは想像も付かないほど運動神経抜群の女優です。

ドラマ『SP』『MOZU』では華麗なアクションを披露し視聴者から驚きの声が上がりました。

また、日本人離れした美貌の持ち主でもあり、女性らしいおしとやかな妻役もピッタリの女優です。

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原作の実話

『そして父になる』には実話が存在した

映画『そして父になる』には実話があると言われています。

今作でモデルとなったのは、沖縄県で発生した女の子の取り違え事件です。

お互い違う両親の元で人生を過ごし、6歳になった2人は小学校の血液検査を行い両親が違うことが発覚します。

混乱に陥った2組の家族ですが、長い年月と共にお互いの家族を気に掛け、支え合う関係性に発展していきました。

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