テレビアニメ「ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン」は今まで武器として戦ってきた少女の新しい物語で、2018年、京都アニメーションにより制作されました。
京都アニメーションならではの映像美と内容に多くのファンが虜になりました。
今回の外伝は2019年9月に3週間限定で公開され、初日満足度ランキングで1位を獲得するなど、期間限定の公開にしては異例の大ヒットとなりました。
この記事では、アニメ映画のあらすじと最後ラストの結末、キャラと声優、見どころを紹介しています。
ヴァイエヴァ 外伝のあらすじ
1人の少女との出会い
主人公、ヴァイオレット・エヴァ―ガーデンは特別な依頼が入り、良家の子女が通っているじゃ学校へ行くことになります。
その依頼とは、ヨーク家の娘であるイザベラの家庭教師をするためでした。
自身のことを「僕」と呼ぶイザベラは、髪の毛はボサボサで食事などのマナーも知らないため、学校では浮いた存在でした。
3カ月後に控えている舞踏会にそんなイザベラを変えるため、ヴァイオレットは家庭教師になる事になったのです。
容姿端麗で洗礼された雰囲気を持つヴァイオレットは、学校で「姫騎士様」と呼ばれるようになり、注目の的に。そんなヴァイオレットにイザベラは自信がみじめになると感じ拒絶してしまいます。
最後ラストの結末
舞踏会当日、変身したイザベラをエスコートすることになったのは、男装したヴァイオレットでした。2人は楽しい時間を過ごし、感謝の気持ちを伝えます。
そして、ヴァイオレットに1つの手紙を出すことを依頼します。
実はイザベラの本名はエイミーという名前でした。彼女は貧しい一人暮らしをしていましたが、ある日捨て子である女の子・テイラーを拾います。
思い合いながらも暮らしていた2人でしたが、エイミーは今の貧しい暮らしに不安を覚えます。
そんなある日、ヨーク家の使いから、エイミーを連れて行くと言われてしまいます。エイミーの母はヨーク家の正妻ではありませんでしたが、エイミーにはヨーク家の血が流れていたのです。
テイラーの為を思いついていくことを決めたエイミー。そんなエイミーが送りたい手紙の相手はテイラーでした。ヴァイオレットに手紙を預け、また会えるかと問いかけます。
「“エイミー”様、私は自動手記人形です。どこにでもかけつけます」この言葉と共に去るヴァイオレット。そして変わったエイミーには新しい友達ができます。
手紙を受け取ったテイラーは孤児院を抜け出し、エイミーに手紙を書くことにします。読み書きができなかったテイラーは、ヴァイオレットに教わりながら徐々に手紙を書き進めていきます。
そして手紙を書き終えたテイラーはエヴァ―ガーデン家の幼女となり、同じように郵便配達員として働き始めるのでした。
キャラクターと声優さん
豪華キャストでお届け!
・ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン
本作の主人公です。昔は戦場にて武器として戦っていましたが、とある大戦により両腕を失ってしまい一線を離れます。
感情に起伏に乏しく無表情なことが多いですが、少佐から言われた「愛している」の意味を探しています。
声優:石川由依(いしかわ ゆい)mitt management所属
主な出演作は進撃の巨人/ミカサ・アッカーマン役 神様になった日/伊座並杏子役など
・イザベラ・ヨーク
今作のキーパーソンの少女です。家庭教師として配属されたヴァイオレットのことを快く思っておらず、拒絶しています。
ヨーク家の令嬢であり、淑女教育を受けていることに閉鎖感を覚えてしまっています。
声優:寿美菜子(ことぶき みなこ)ミュージックレイン所属
主な出演作はけいおん/琴吹柚役 響け!ユーフォニアム/田中あすか役など
・テイラー・バートレット
かつてイザベラと一緒に住んでいた少女です。元々身寄りのない浮浪児でしたが、イザベラがヨーク家に引き取られてからは、孤児院で過ごしていました。
声優:悠木碧(ゆうき あおい)プロフィット所属
主な出演作は魔法少女まどかマギカ/鹿目まどか役 ヲタクに恋はむずかしい/桜城光役など
映画の見どころ
キーワードは「手紙」
ヴァイオレット・エヴァ―ガーデンのアニメを通じてそうなのですが、キーワードが手紙となっています。
今ではもうほとんどの人がメールやLINEで済ましており、なかなか手紙を出す機会というものが無くなってしまいました。
そんな中テーマとなっているのがこの「手紙」です。エイミーの手紙のシーンでは涙を流してしまう人が多く、感動的な内容になっています。
また、文字の読み書きができなかったテイラーが自身の力で手紙を書きあげたところなども視聴者からは多くの感想が上がっています。
あなたもこの作品を見たらきっと、大切な人に手紙を出したくなるはず。
ぜひ一度ご覧になってみてくださいね。