映画『ロード・オブ・ザ・リング』は壮大なファンタジー・アドベンチャーを描いた、2001年のアメリカ映画です。
J・R・R・トールキンの『指輪物語』を映画化した作品で、日本では2002年に公開されました。
アカデミー賞13部門にノミネートされ4部門も受賞しています。3部作にわたる、壮大なファンタジー・アドベンチャーとなっており、この映画は1部にあたり、『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』とも表記されています。
この記事では、映画のあらすじ、監督とキャスト、感想を紹介しています。
ぜひ、3部作を順番に見ていってください。
『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』のあらすじ
魔法の指輪
ホビット達が平和に暮らす村に、ホビットの青年、フロド・バギンズが住んでいました。
ある日、魔法使いのガンダルフが村に戻ってきて、フロドとフロドの義父のビルボは大喜びでした。
しかし、ビルボはとても危険な魔力を持つ指輪を持っていたので、ガンダルフは指輪を持つなと警告します。
その指輪はフロドに託されることになり、フロドはその指輪を闇に葬るという使命を担ってしまいました。
その指輪はかつて、闇の冥王サウロンが世界を滅ぼすために作った指輪でした。
指輪の力に支配された「中つ国(ミドル・アース)」では、勇者イシルドゥアがサウロンに立ち向かい、サウロンの指輪をはめている指を切り落とし、国を救いました。
それから数千年の時を経て、指輪はフロドの手に渡ったのですが、指輪を取り戻そうとするサウロンの部下達が追ってきていました。
フロドは仲間たちと必死に逃げます。平和な世界を守るためには、指輪を「滅びの罅裂」に投げ捨てるという道しかありません。
そこでフロドとガンダルフを筆頭に9人の仲間が集まり、彼らは「滅びの罅裂」を目指して危険な旅に出たのでした。
最後ラストの結末
9人は闇のオーク族が支配する危険な洞窟を潜り抜けようとしました。
すると、巨大なトロルなどが襲い掛かかってきます。ガンダルフは全員を逃がして、敵とともに深い谷底へと転落していったのでした。
それからひたすら旅を続けるうちに、ボロミアは指輪の持つ強大な魔力に惹かれていきます。
ある日一行の元にオークの大軍が迫ってきます。
正気を取り戻したボロミアも必死で戦いますが、瀕死の重傷を負うとともに、メリーとピピンはオークにさらわれてしまったのです。
ボロミアは指輪に屈した自らの弱さをアラゴルンに詫びながら息を引き取ります。
次々と仲間たちの犠牲のすえ、フロドはたった一人で滅びの山へ向かいますが、サムはガンダルフと交わしたフロドを守るという約束を話して、フロドとサムは二人で旅を続けることにしました。
さらに、アラゴルン、レゴラス、ギムリは、さらわれたメリーとピピンを救い出し、サウロンの目を引き付けるためにも旅を続けるようと決意するのでした。
映画を観た感想
感動のシーンが連続
有名な映画なのですが、実のところ最初はそこまで興味が湧かなかったのでずっと観ていませんでした。
しかし今回初めて観たところ、こんなに感動できる映画だったのかと驚きました。
ガンダルフが一人勇敢に敵と戦って、闇に堕ちてしまったシーンには登場人物達と一緒に涙しましたし、ラストに仲間たちがみんなで必死に敵と戦う戦闘シーンも感動でした。
そして、やや頼りなかったフロドが一人で敵地に向かう決意をし、サムがフロドを命がけで追いかけるシーンにも深く感動しました。
仲間達の絆、生まれ育った国を守ろうとする愛、そして命の尊さを感じさせられ、心が震えました。
シリアスなシーンが多いですが、時々クスッと笑えるシーンが入ってくるのもこの映画の魅力です。
次々と襲いかかってくるゾンビのような兵士達や、度々現れる巨大なモンスターとの戦闘アクションシーンもかなり見ごたえがあります。
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カルト映画の巨匠
この映画の監督は、カルト映画の巨匠ピーター・ジャクソンです。
『バッド・テイスト』というカルト映画の監督として、カンヌ国際映画祭では世界的に高く評価されていました。
後に『キング・コング』の製作も手がけています。
個性的なキャスト
主人公のフロド・バギンズ役を演じたのはイライジャ・ウッドです。とても大きな瞳とシリアスな雰囲気を持つ個性的な俳優さんです。
『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』にも出演しています。映画制作会社を共同で設立し、ホラー映画やゲーム制作にも携わっているそうです。
魔法使いのガンダルフ役を演じたのはイアン・マッケランです。
『X-MEN』『キャッツ』にも出演しています。
現在80歳ですが、現役で活躍しているようです。本当にガンダルフのような、パワフルなおじいちゃんですね。