映画「グランド・ジャーニー」渡り鳥を絶滅の危機から救おうとする実話をもとにした気象学者のクリスチャン・ムレクの人生を基に描いた感動の映画作品です。
ある絶滅の危機に瀕している渡り鳥を安全にノルウェーからフランスに案内するというプロジェクトを成功させるため思春期の息子とともに挑戦します。
2020年8月に公開されました。
この記事では、映画のあらすじとキャスト、映画の見どころを紹介しています。
どんどん成長する少年の姿も感動的です。

グランド・ジャーニーのあらすじ
君たちの翼は奪わせない
舞台はフランスの南にあるカマグルという町です。
そこで鳥の雁を研究しているクリスチャンは気象学者でした。彼は町の皆から変わり者だといわれていました。
彼はドローンのようなものすごく軽く小さな飛行機を使って、渡り鳥を安全で効率的なルートを教えるというようなことに没頭していました。
彼には子供がいましたが、妻とはすでに離婚していて、息子はいつも母親のもとで生活していました。
しかし夏休みの間は母親の仕事は忙しくなり、夏休みに入ってから家にずっといてゲームばっかりしていたので、母親は夏休みの間だけ父のクリスチャンのところに預けることにしました。
息子は父のもとにきますが、ネット環境もないカマグルでは息子は暇で暇で仕方なっかったの
でした。
そんな時、父の研究をしているものに興味を持ちます。それは、父が一生懸命孵化させようとしていた卵で、孵化させるところ見て、感動します。
と同時に、その孵化した鳥に母性のような愛が湧いてきました。
そして、これを境に、父のクリスチャンとともにノルウェーからフランスまで飛行機に乗って安全に渡り鳥を届けるという壮大な挑戦に挑むことになります・・・・。
最後ラストの結末
いよいよ旅立ちという時、許可証の偽造がばれ、鳥を没収すると言われます。
その時、トマが飛行機をひとりで発進し、鳥たちもトマの後を追って羽ばたいたのです。
トマは父との訓練を思い出しながら飛行機を操縦して、近くの湖に無事に着水します。
途中、ガソリンの補給を受けますが、その時、動画が撮影され、SNSに投稿され、再生回数はたちまち15万回になります。
それを見た両親がトマを追いかけますが、同時に保護区の責任者も動き出します。
鳥たちがいち早く追っ手に気付き、トマは、間一髪のところで大空へ発ちます。
ところが、天候が急変、嵐の中雲の上まで鳥たちと飛行します。
立ち寄る港町で、優しい人々から燃料や食料を分けてもらい、応援されながら両親が待つフランスへと向かいます。
ところが、トマの体力はすでに限界に達していました。
最後の力を振り絞ってトマはゴールへ向かいます。
海岸でトマの到着を温かく迎える両親、トマは疲労と脱水症状でその場に倒れてしまうのです。
病院で目覚めたトマに、プロジェクトが中止になって鳥たちの翼が切られると告げられます。
あきらめきれない、トマと母に連れられて、再び鳥たちと飛行します。
そして、それがメディアに取り上げられ、世間も動きます。以前は非協力的だったセンター長や友人たちも協し、プロジェクトの続行が認められたのです。
そして、迎えた3月、プロジェクトが成功していたら、鳥たちがここカマルグに戻ってくるはずでした。
キャンプを張って鳥たちを待っていた時、ついに鳥たちが姿を現します。
プロジェクトは成功し、父子と渡り鳥たちの冒険は幕を閉じたのです。

グランド・ジャーニーのキャスト
フランスの大物俳優
・ジャン=ポール・ルーブ
クリスチャン役のコメディ劇団から躍進して映画俳優にデビューしました。
映画デビュー後も活躍ぶりは変わらず沢山の作品に出演して沢山の賞を受賞しました。また2008年には監督デビューも果たしました。
・ルイ・バスケス
息子のトマ役のフランスの俳優です、この作品が映画作品初めてのデビューですので彼の演技にも注目です。
・メラニー・ドゥーテ
クリスチャンの元妻役のフランス出身の女優です。フランスでは名の知れた女優でほかにも沢山の映画に出演しています。
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大空を翔る大自然のシーン
見どころといえば鳥達を導くシーンなどは実際にとっています。
小型の飛行機と鳥が広い空を飛んでいくあのシーンはとても美しく、感動的です。
また離婚して仲が悪かった妻とも関係が次第に良くなっていくところはハッピーな気持ちになります。
ゲームばかりしていた少年が鳥と共に大空を翔けているシーンはとても感動的でした。
グランド・ジャーニーの実話
鳥のために生きる気象学者
これは実話をもとにした作品です。クリスチャン・ムレクという人の人生をもとにしています。
彼は冒険家でもあり映画監督でもあります。
彼は「WATARIDORI」や「アースフライト」というドキュメンタリーなどに関わったりしている人です。
