映画「マグノリア」はまったくのゆかりもない9人の男と女の一日の群集劇です。
なんと、作品時間が3時間と長いんですね。作品はベルリンの映画祭で賞を受賞しました。
さらに、エンディングの曲の「save me」もグラミー賞を受賞し有名になりました。
この記事では、映画のあらすじと監督とキャスト、感想と評価を紹介しています。
ポール・トーマス・アンダーソンの安定した群集劇はとても見応えがあって考えさせられるでしょう。

マグノリアのあらすじ
九人それぞれの事情が・・・
ある事件の捜査をしていたジムという警察官はマンションの一室を捜査中でした。
そこで、クローゼットに死体を見つけます。
リンダという女性は旦那が末期の癌に犯されていることを知り、彼女はヒステリックになってしまいます。
そしてその末期癌に犯されている夫アールはというと、看護士から、昔、捨てた息子を探し出して欲しいと頼まれます。
その息子の名はジャック。現在はマッキーという名で女性を落とすセミナーのマスターとして
男達からは不動の人気がありました。
そんなマッキーのもとには沢山の記者が訪れてきて過去のことについて尋ねられますが、頑として過去を語ろうとしません。
クイズ番組などで司会を務めるジミーという男もまた末期の癌でした。
もう死期が近づいているため、死ぬ前に娘のところに向かいます。しかし娘は父親のジミーに対しては厳しい態度で接し、追い返してしまうのです。
クイズ番組に昔出て、天才少年ともてはやされていたドニーという男は、電気会社で働いていましたが、ある職務を全うできなかったため解雇されてしまいます。
そしてジムはまだ死体に関しての捜査をしていました。
そんな時にある子供がジムに事件の鍵となるものを教えますが、ジムはそれを受け流してしまったのです・・・・。
最後ラストの結末
ジムがアパートに到着をすると、そこにはジミーの娘クローディアがコカインを吸っている姿がありましした。
彼女は警察に気づくと、コカインを隠します。
そんな彼女を見たジムは彼女に一目惚れして、有頂天になるのです。
その後、銃撃になり、銃を亡くしてしまうという失態を犯します。
クイズ番組の司会者は次の番組内で体調を崩していましたが、それでも司会を続けていました。
そのころ、老人の妻は罪悪感により、服毒自殺を図ります。
やがて、空からは蛙が降ってきて、ジムはクローディアに会いに行きます。
すると、彼を見て穏やかにクローディアは微笑んだのでした。

マグノリアのキャストと監督
大物俳優の起用
・トム・クルーズ
マッキー役のアメリカの俳優です。
彼は子供の時から失読症という文字を読むときに障害が発生するという病を持っています。アクション映画に多々出演しています。
・フィリップ・ベイカー・ホール
ジミー役のアメリカの俳優です。映画からテレビ映画広く活躍している俳優です。
トーマス・アンダーソン監督の映画によく出演しています。
・ウィリアム・H・メイシー
ドニー役のアメリカの俳優です。監督や脚本家でもあります。2012年にはハリウッド・ウォーク・オブ・スターの星を授与されました。
・ポール・トーマス・アンダーソン
監督はポール・トーマス・アンダーソンです。シガレット・コーヒーという映画で注目を浴びます。この作品では映画祭の金賞を受賞しました。
作品は社会から孤立したり、家族との機能不全などを描いた映画が多いです。
Amazonプライム無料お試し登録マグノリアの感想、評価
様々な人生
みな過去のことは捨てたはずなのにやはり捨てきれずにいる人達もいるんだ、と感じました。
三時間という長い映画ですが、沢山の人物の人生を描いていて、警察官、富豪、無職、死期の近い老人など様々な事情の人間達、トーマス監督の群集劇は安定の面白さでした。
思っていたより考えさせられる映画でした。
