アニメ映画「パプリカ」は筒井康隆さんの同名のSF小説を原作としています。
監督・今敏さんにより2年半かけて製作され2006年に公開されました。
第63回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門に出品され、第19回東京国際映画祭のanimecs TIFF 2006のオープニング上映作品にもなっており、海外でも高い人気を誇っています。
この記事では、あらすじと登場するキャラクターとそれを演じる声優、筒井康隆さんの原作のことを紹介しています。
動画配信されていますので、ぜひご覧ください。
パプリカのアニメ映画のあらすじ
パプリカってどんなお話し?
精神医療総合研究所で務める主人公・千葉敦子は、他人の夢を共有できる「DCミニ」というシステムを使用して患者の治療を行うサイコセラピスト、夢に入り込んでその原因を解決しています。
ある日その「DCミニ」が盗まれ、それをきっかけに精神崩壊する患者が増えてしまいます。
敦子は粉川警部の協力の下、夢と現実が入り乱れた世界の中で犯人を追い、悪夢から抜け出す方法を探していきます。
パプリカのアニメ映画のキャラと声優
パプリカに登場する魅力的なキャラクターと豪華声優を紹介
・千葉敦子/パプリカ
パプリカの主人公で、サイコセラピスト。
夢の中で「パプリカ」という名を名乗り、患者のセラピーを行っています。
現実の世界では黒髪美人で冷静沈着な女性ですが、夢の中では対照的に明るく無邪気、赤髪の女性が描かれています。
夢の中のパプリカは妖精など姿を自由に変化させることができます。
声優は林原めぐみさん、代表作として新世紀エヴァンゲリオンの綾波レイや、名探偵コナンの灰原哀などがある有名な声優さんです。
・時田浩作
DCミニを開発した天才研究員。
天才ではありますが性格は自由気ままで、子供がそのまま大人になったようだと言われています。
DCミニはお互いが同時に装着することで同じ夢を共有する装置です。
声を務めたのは、機動戦士ガンダムのアムロ・レイや聖闘士星矢のペガサス星矢など、昔から長く活躍している声優さんです。
・乾精次郎
研究所の理事。
下半身不随で車いすを使用している老人で、DCミニを評価はしているものの危険視もしていて、開発中止も検討しています。
DCミニ盗難をきっかけにDCミニの開発研究を決定してしまいます。
声は江守徹さんが演じています、テレビや舞台で活躍する傍ら、声優やナレーターも行っています。
・小山内守雄
敦子や時田の同僚。
時田のずさんさには嫌気をさす面がり、DCミニの開発には中止に賛成しています。
敦子には好意を寄せているようです。
声優は、七色の声でおなじみ、声優のみならずバラエティー番組などにも出演し、誰もが知る声優となった山寺宏一さんです。
・粉川利美
悪夢に悩まされる刑事。
昔からの知り合いの紹介でDCミニによる治療を受けていますが、パプリカの正体が敦子ということは知りません。
声を担当したのは父に大塚周夫さんをもち、1988年に活動を開始してから現在も多くの主役級をはる大物声優さんです。
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原作者は誰もが知るあのSF青春劇の作者!
原作は「パプリカ」という同名のSF小説で、筒井康隆さんが作者となっています。
筒井康隆さんの書いた作品は富豪刑事や中学生日記、家族八景などさまざまな作品がメディア展開されていますが、中でも「時をかける少女」は誰もが知る超有名作品ではないでしょうか?
大人気作品を手掛けた作者ということで、パプリカを見るのもたのしみになりますね。