エターナル・サンシャインの映画の心に残るエンディング、ジュエル役は誰？

貴方は、忘れてしまいたいほどの恋愛をしたことがありますか？あまりの辛さに、いっそ忘れられたらどんなに気が休まることか、悩んだことがありますか。

映画「エターナル・サンシャイン」は名監督と名脚本家の豪華タッグマッチで生まれた名作です。独創的なラブ・ストーリーで、2005年の第77回アカデミー賞で脚本賞を受賞しました。

この作品は、恋人との記憶を消す記憶除去手術が描かれた映画です。「21世紀の偉大な映画ベスト100」の第6位に選ばれたエターナル・サンシャインは、記憶と恋愛を扱ったSFラブコメ映画です。

この記事では、映画のあらすじと監督とキャスト、感想や評価を紹介しています。

エターナル・サンシャインのあらすじ

恋人同士だったジョエルとクレメンタイン。もうすぐバレンタインのころ、ほんの些細なことから口喧嘩となってしまいました。

ジョエルは、クレメンタインと仲直りするためにバレンタインデーにプレゼントをもって彼女の職場の本屋へ出かけます。

せっかく、会いに行ったのにクレメンタインの態度は、まるで赤の他人のような冷たいもの。さらに、クレメンタインには新しい恋人パトリックまでいたので、ジュエルは愕然としてしまいます。

やがてジュエルは、クレメンタインが記憶除去手術を受けたことを知り、自分もその手術を受け彼女の記憶を消し去ることを決断します。

記憶除去手術を受けるジュエル。心の奥底でクレメンタインの記憶を完全に消し去ることから無意識に抵抗し、システム上から行方不明になってしまいます。

夜中に呼び出されたミュージワック博士が、奮闘しますが、、。

脚本は、チャーリー・カウフマン。代表作は、「マルコヴィッチの穴」（1999年）です。

監督は、ミシェル・ゴンドリー。ミュージック・ビデオやCMのディレクター出身の映像派。代表作は、「グリーン・ホーネット」（2011年）です。

恋に悩む主人公ジョエル・バリッシュ　－　ジム・キャリー

ジョエルの恋人だったクレメンタイン・クルシェンスキー – ケイト・ウィンスレット

クレメンタインの新しい恋人パトリック – イライジャ・ウッド

記憶除去手術を行う会社の受付係メアリー – キルスティン・ダンスト

ハワード・ミュージワック博士 – トム・ウィルキンソン

脚本を読んだジム・キャリー自らが、ジュエル役を希望しました。監督のイメージとは真逆だったのですが、ジム・キャリーの熱意から主役に抜擢しました。

クレメンタインの髪の色が、グリーン・オレンジ・ブルー・と変わるのは恋愛関係の初心・安定・動揺が読み取れます。映画の最後に、冬の海岸ではしゃぐ二人がとても微笑ましいですね。

「Eternal sunshine of the spotless mind!」エンドロールの最後のテロップに流れてくるこの言葉の意味は「けがれのない心に宿る永遠の陽光（ひかり）」。映画の現題となったアレキサンダー・ポープの詩の一節です。