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メメントの映画、レナード役とナタリー役のキャスト、難解なわけは?

映画『メメント』は、愛妻を殺した犯人を追いかける男を描いたサスペンス映画です。

2000年に公開されたアメリカ映画です。

実は、公開時には11館だけしか上映しなかったのですが、ヒットしたおかげで、上映劇場は500館以上に拡大し、10週目には全米チャート8位にランクインしたという大ヒット作品です。

時系列を逆向きに映していくという斬新な形式が注目されました。

この記事では、映画のあらすじと監督、キャスト、感想と映画が難解だタオ言われる理由を紹介しています。

時系列が逆さになっているので、どうしても分かりにくい部分もありますが、だからこそ面白いということにもつながっていると思います。

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映画『メメント』のあらすじ

記憶障害だが妻のために犯人を追いかける

主人公のレナードはロサンゼルスで保険の調査員をしています。ある日何者かが家に侵入し、妻がレイプされ、殺害されてしまいました。

その光景を目撃してしまったレナードは犯人に突き飛ばされ、その時の傷が原因で、「前向性健忘」という記憶障害になってしまいます。

レナードは愛する妻を殺した犯人を追いかけます。彼は記憶を消さないためポラロイド写真を撮り、写真にメモを書き、体にはタトゥーを刻みながら犯人を探し続けるのでした…。

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監督とキャスト

『バットマン』シリーズの監督

本作品を手がけたのは、『バットマン ビギンズ』『ダークナイト』の監督も務めているクリストファー・ノーランです。

『ダークナイト』は『バットマン ビギンズ』の興行収入を超えて『バットマン』シリーズ最大のヒットとなり、全米興行収入歴代2位、世界興行収入歴代4位を記録しました。

『インセプション』『インターステラー』『ダンケルク』がいずれも全米興収1億8000万ドルを超えており、アカデミー賞複数部門にノミネートされました。

他作品でも人気のキャスト

主人公のレナードを演じたのは、ガイ・ピアースです。16歳の頃にボディビル大会で優勝し、翌年TVシリーズ「Neighbours」に出演して人気を博しました。

本作品は彼の代表作品となっています。ハリウッド映画に多数出演しており、『ハート・ロッカー』『英国王のスピーチ』『アイアンマン3』にも出演しています。

『ミルドレッド・ピアース 幸せの代償』ではエミー賞・プライムタイム・エミー賞助演男優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)を受賞しました。

謎の女、ナタリーを演じたのはキャリー=アン・モスです。元モデルの彼女は、90年代はじめに様々なTVドラマにゲスト出演し、TVシリーズ“DARK JUSTICE”のレギュラーに抜擢されました。

その後もTV・映画で活躍し、99年、世界的メガヒット作「マトリックス」のヒロイン、トリニティに抜擢されたことで人気スターになりました。

マトリックスは大好きな作品なのですが、ナタリーがトリニティと同じ女優さんだったということには気づけませんでした。
ミステリアスな役が多いのだなと納得しました。

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映画『メメント』の感想と評価

筋書きがとてもよくできている映画

テディから真実の話を聞かされた時に、レナードが本当に可哀想になりました。ただ、テディが嘘をついているのではないか、とも思いました。

レナードに感情移入をして観ているので、信じたくない、という思いがありました。

本当は犯人はテディで、だから嘘をついているのではないかと。ただ、犯人だったとしたら、ちょっとレナードに絡みすぎなような気もします。

実は自分が…というオチは映画でよくあるので、この映画もそのパターンと考えるのが妥当かなぁと思いました。

ただ、映画が始まってすぐに湧いてきた疑問は、「なぜレナードは記憶障害なのに、調査員の仕事をしているんだろう?」でした。

記憶障害を持っていたら、普通に働くことはできないはずです。ですが映画なので、多少ありえないことも許容して観ていました。

色々と辻褄を合わせていくと、やはり、レナードが記憶障害のせいで奥さんを誤って殺してしまったことが本当なのだとわかってきました。

観る人に対して、真実を気づかせないように、時系列を逆にしてテンポよく場面を変えて行くこの映画は、筋書きがとても良くできていると思いました。

なぜ難解なのか?嘘で塗り固められた映画

時系列を逆にしていることが物語を難解にしている理由でしょう。

あとは、レナードがメモや写真を沢山残していますが、それが逆に謎を深めているような気もします。

また、騙す人が多いですね。悪い人ばかり登場します。

登場人物が信じられないので混乱しますし、最終的には主人公すら信じられなくなってしまうという…。

嘘で塗り固められた映画でした。ですが、レナードが酷いとは全く思えず、なんだか切なさが残ります。

「記憶」とは本当に大切なものなんだなぁと思わされる映画でした。

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