ヒミズの映画は家賃三部作、ラストの結末が原作漫画と違っていた! | MITU-Screen

ヒミズの映画は家賃三部作、ラストの結末が原作漫画と違っていた!

映画「ヒミズ」は2019年02月に公開されました。

『ヤングマガジン』で連載されていた古谷実さんのサスペンスホラー漫画が基になっています。

園子温監督がメガホンを取り、主人公・住田祐一役は染谷将太さんが務めました。

ごく平凡な15歳の少年と少女の運命は、ある事件をきっかけに激変してしまう、そんな過程が園監督によって描き出されています。

監督の家賃三部作のひとつともされていて、見逃せません。

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ヒミズのあらすじ

なぜ、父は帰ってきたのか

作品の舞台は東日本大震災に襲われて被災したとある町です。

そこに住んでいるごく普通の学生である住田祐一の実家は貸しボート屋を営んでいます。

そして、震災によって家をなくしてしまった夜野正造や田村圭太と言った人たちと一緒に住んでいます。

そんな住田祐一のことを同級生の茶沢景子は一途に想っていました。

そんなある日のこと、昔、借金を作って行方をくらましていた住田祐一の父が突然帰ってきたのです。このことをきっかけに、日常は一変してしまいます。

住田祐一に暴力をふるってまでも、お金をせびる住田の父でした。さらに、住田の母までもごくわずかのお金を残して、別の男性と駆け落ちしてしまったのです。

そんな最悪の状況の住田祐一のもとへ、父の借金を取りにやってきた金子という人物、その子分らにも追い詰められていきます。

そして、住田祐一は、ついに限界を迎えてしまって住田祐一はとうとう父を死なせてしまいます。

人生に絶望した住田祐一は、「オマケの人生」と言って、身を滅ぼす選択をしようとしていました。

そこへ、かつて住田家の借金を取り立てていた金子が現れ、拳銃を置いていきます。

茶沢景子は住田祐一のすべてを知った上で、「待つ!」と言い、住田祐一が出ていく前夜にふたりの気持ちは通じ合います。

ラストの場面は、景茶沢子に「がんばれ!」と声をかけられながら走る住田祐一の姿でした。

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ヒミズのキャラとキャスト

作品をさらに高いレベルに引き上げた名演技

・住田祐一(染谷将太)

ごく普通の人生を送ることを夢見る男子中学生です。

1992年生まれ、東京都出身です。

2001年の『STACY』でデビュー、2009年には『パンドラの匣』に出演しました。

・茶沢景子(二階堂ふみ)

住田と同じクラスの女子中学生で、墨田のことを一途に想っています。

1994年生まれ、沖縄県出身です。

モデルとして芸能界入りし、2007年に放送されたテレビドラマ「受験の神様」にて女優デビューしました。

・住田の父(光石研)

住田たちを絶望へと追い込む住田の父を演じました。

1961年生まれ、福岡県出身です。

1978年に初主演で『博多っ子純情』にてスクリーンデビューしています。

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家賃三部作とは

温故監督の名をさらに高めた

3部作の1作目は『冷たい熱帯魚』です。

2作目が『恋の罪』ですが、これはR18指定でした。

そして、3作目が今回紹介している『ヒミズ』です。

原作漫画は?

古谷実さんの作品

『ヒミズ』は、古谷実による日本の漫画です。

2001年から2003年にかけて『ヤングマガジン』に連載されました。

単行本は講談社ヤンマガKCから全4巻出ています。新装版は全2巻になっています。

それまでのギャグ路線の作品から一線を画した作品になっていて、作者曰く、「笑いの時代は終わりました…。これより、不道徳の時間を始めます」という宣伝文句があります。

この作品では、 人間のより暗い部分を見せていて、サスペンスホラー漫画として仕上がっています。

映画とは違うラストの場面

実は、漫画の4巻のラストは映画とは違っています。

どちらかといえば、救いのない、暗い落ち込んだ終わり方になっています。

要するに、そこから脱するのは楽なことじゃないぞ、と釘を刺しているようです。

それに対して、映画は、そこに、光をプラスして、ホッとさせる終わり方になっています。

どちらがいい、というものではないですが、とても感慨深いラストでした。

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