映画『メイズ・ランナー3 最期の迷宮』はメイズ・ランナーシリーズの最終作になります。
2018年に公開された、アメリカ合衆国のSFアクション映画で、監督はウェス・ボールです。
原作はジェームズ・ダシュナーが2011年に出版した小説『The Death Cure』です。
2018年1月26日、全米3787館で公開されましたが、なんと、公開初週末に2416万ドルを売り上げ、週末興行収入ランキング初登場1位を記録したという作品です。
この記事では、映画のあらすじとキャスト、見どころに加えて、感想や評価を紹介しています。
シリーズの12と順に見ることが、作品の面白さを最も味わうことができると思います。
メイズ・ランナー3 最期の迷宮のあらすじ
ミンホの救出
トーマスと仲間達は、テレサの裏切りによってWCKDから襲撃を受け、その際に仲間のミンホを連れ去られてしまいました。
囚われたミンホを救出するため、列車を奇襲します。トーマス達はWCKDの戦闘機を乗っ取り、列車一両ごと奪い取ることに成功しました。
しかし、その車内には残念ながら、ミンホはいませんでした。
恐ろしいウイルス「フレア」の感染者の増加を防ぐために、ミンホはWCKDの研究室で人体実験をされてしまいます…。
メイズ・ランナー3 最期の迷宮のキャスト
その人物になりきった名演
・ディラン・オブライエン
主人公のトーマス役を演じたのは、ディラン・オブライエンです。
1991年8月26日生まれ(29歳)です。
父親はカメラオペレーター、母親は元女優でした。
2011年、TVシリーズ『Teen Wolf』で俳優デビューを果たし、主人公の親友スタイルズ役を演じました。
同年、映画『High Road』にも出演し、『The First Time』、『インターンシップ』にも出演しています。
まっすぐで素直そうな雰囲気が、魅力的な俳優さんですね。
・カヤ・スコデラーリオ
テレサ役を演じたのは、カヤ・スコデラーリオです。
1992年3月13日生まれ(28歳)です。
イングランド・パディントンでイギリス人の父親とブラジル人の母親の元に生まれました。
また、モデル事務所「Models 1」に所属するファッションモデルでもあります。本作品『メイズ・ランナー』にてハリウッド・デビューしました。
強気でクールな雰囲気が、素敵な女優さんですね。
・トーマス・ブロディ=サングスター
ニュート役を演じたのは、トーマス・ブロディ=サングスターです。イギリス出身、1990年5月16日生まれ(30歳)です。
「ラブ・アクチュアリー」でリーアム・ニーソンの息子役を演じ、長編映画デビューしました。
その後、「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」「トリスタンとイゾルデ」「ブライト・スター いちばん美しい恋の詩」「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」などに出演しました。
メイズ・ランナーシリーズでは3部作とも、メインキャストに起用されています。
ニュートがウイルスに感染してしまい、亡くなってしまうシーンは悲しかったですね。感染を隠しながらも必死に戦う姿を見事に演じ切っていました。
・キー・ホン・リー
ミンホ役を演じたのは、キー・ホン・リーです。 韓国出身、1986年9月30日(33歳)です。
6歳の時に一家でニュージーランドに移住し、8歳で米ロサンゼルスに移住しています。
TVシリーズ「ビクトリアス」や「アメリカン・ティーンエイジャー」「モダン・ファミリー」などに出演し、
犯罪アクションドラマ「The Nine Lives of Chloe King」で人気を博しました。
本作品のメイズ・ランナーシリーズではメインキャラクター、ランナーのミンホ役に選ばれ、劇場映画デビューを果たしました。
14年には米ピープル誌、「最もセクシーな男」リストに選出されました。
第1作の「メイズ・ランナー」から重要な役どころであり、一人だけアジア系の顔立ちで目立っていました。味のある俳優さんです。
・ローサ・サラザール
ブレンダ役を演じたのは、ローサ・サラザールです。
アメリカ出身、1985年7月16日生まれ(35歳)です。
2010年からTVドラマ「アメリカン・ホラー・ストーリー 呪いの館」や「ペアレントフッド」などに出演しました。
その後、SFアクション映画「ダイバージェントNEO」などを経て、メイズランナーシリーズの第2作「メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮」と本作品にメインキャストとして出演しました。
ロバート・ロドリゲス監督のアクション映画「アリータ バトル・エンジェル」では主人公のアリータ役を演じています。
本作品ではパワフルで行動力のある役どころで、ダイナミックなアクションシーンをこなしていました。
Amazonプライム無料お試し登録メイズ・ランナー3 最期の迷宮の見どころ
面白くて迫力あるシーンが続々
ミンホを救出するために列車を追いかけ、奪ったWCKDの戦闘機から、列車の一部を戦闘機から吊り上げ、さらっていくシーンは迫力があって凄かったですね。そんなことできるのか、と驚きでした。
WCKDにトーマス達が乗り込んでいた時に、ブレンダがバスで仲間達を救出するシーンでも、バスを他の仲間にクレーンで吊り上げてもらうシーンもなかなかの見物でした。
全体的に戦闘シーンが多く、かなり見応えのあるシーンばかりなのですが、人が乗っているバスや列車をそのまま吊り上げるシーン、というのは見たことが無かったのですごく印象に残りました。
メイズ・ランナー3 最期の迷宮の感想と評価
命の大切さを感じさせてくれる
主人公の性格がとても良く、いつも勇敢で応援したくなります。
仲間のことを思う気持ちが素晴らしいです。
そしてやはり「裏切り」は良くないと思いました。私たちの日常生活でも、意見がコロコロ変わる人がいますが、周りから信用されなくなってしまいます。
この映画ではテレサとギャリーが、裏切ったり協力したりとフラフラしていました。二人の裏切りによって仲間の命が奪われているのに、と納得が行かない気持ちになりました。
感染者増大を防ぐために、抗体を持っている人間の人体実験が必要だというテレサの論理は間違ってはいないとは思いますが、やはり人の命を実験に利用するのは道徳に反しています。
メイズ・ランナーシリーズは戦うトーマス達の姿から「命の大切さ」を教えてくれている作品ですね。
アクション映画としては、全体的に沢山のアクションシーンが豪華に盛り込まれていて、全く退屈しませんし、とても満足できる映画でした。