イカ焼きこそ、きっと大阪のソウルフードだ、と思ってしまうわけは | 宝物のような場面とストーリーたち

イカ焼きこそ、きっと大阪のソウルフードだ、と思ってしまうわけは

イカ焼きにはたこ焼きにはない、大阪の心が感じられると思います。

こんにちは、たこ焼きボーイです。

さて、イカ焼きといっても、大阪以外の人にとっては、イカの丸焼きしか思い浮かばないかもしれませんね。

何を隠そう、実は、大阪の人にとっては、イカ焼きと聞くと、小麦粉と卵に包まれた、二つ折りの料理しか思い浮かばないです。

それくらい、大阪人にとって、イカ焼きは脳に焼き付けられたソウルフードなんじゃないかと思ったりするわけですね。

この記事では、イカ焼きの生まれた歴史と、大阪人に愛されてきたわけを紹介しています。

記事を読んだら、ああ、イカ焼きが食べたい、と大阪に行きたくなるかもしれませんね。

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大阪ならではの粉もん「イカ焼き」

大阪の食文化といえば、最近は粉もんというのが鉄板。

確かに粉もんといえば、お好み焼きとたこ焼きに代表されますよね。でも、大阪の粉もんで、イカ焼きを外したら、それは大阪のことがわかっていないというしかない、ちょっと言い過ぎかな。

その特筆すべき点は、この大阪のイカ焼きは、安いのです!!

いいですか、安いんです。庶民の味、だから、ソウルフードなんです。

大体200円~250円が相場というのが現状、その安さもあって、手軽に買って、お土産にしたりします。

イカ焼きにも歴史があるのだ

イカ焼きの歴史は意外と古いんですよ。

なんと、明治末期にはせんべい職人のまかないに原型になる料理があったと言われているんですね。

他にも色々な説があるみたいで、住吉大社境内の屋台が発祥だとか、韓国料理のチヂミがルーツだとか、まあどれでもいいか、という感じです。

大阪版スタイルのイカ焼き発祥のお店

今、大阪でイカ焼き、と行ったら、あのスタイルってありますね。

実は、現在広く流通しているスタイルの「大阪のイカ焼き」を完成させたと言われているのは「桃谷いかやき屋桃谷本店」なんです!

時は、昭和二十五年です。大阪の桃谷で試行錯誤の末、ついに考案されて誕生したのが、その名もこの「イカ焼き」だったんですね。

生地は不思議ともちもちしています。そして、そこに絡んだプリプリのイカが絶妙なんです。もちろん、卵の存在も忘れてはいけませんね。

このイカ焼きは、注文があってから焼き始めるのが正しい作り方だとか。それも両面を一気に焼き上げるというスタイル、これは創業以来変わっていないということなんですね。

さすがです。

創業者がすごいのは、上下両面をプレスして一気に焼いてしまうあの器具まで発案したということです。

そのおかげで、注文を受けてから約5分であの「イカ焼き」は見事に焼き上がるようになっているわけです。

この「桃谷いかやき屋」では元祖イカ焼き玉子入りが人気で、ちょっと高めの300円でした。

縁日の屋台の定番にもなったイカ焼き

昭和32年には、大阪の梅田にある阪神百貨店の飲食店街に大阪イカ焼きが登場しています。

そして、これがきっかけになって、粉もんのイカ焼きが大阪中に一気に広まったと言われているんですね。

さらに、たこ焼きと並んで縁日の屋台などでも欠かせないものとして確立されて行ったのではないでしょうか。

卵とイカ、そして、小麦粉の絶妙のハーモニー

イカ焼きはお好み焼きでも、たこ焼きでもありません。そして、見た目も作り方もシンプルなんですが、他にはない独特の味と食感が人気になっているんじゃないかと思います。

作り方もシンプル、小麦粉の生地に玉子1個とイカを入れて、分厚い鉄板で挟んで、両面から焼きます。

そこに、ソースを塗って、場合によっては、ちぎって食べたり、まるでおやつ感覚じゃないですか。

小麦粉のグルテンが、もちもちした腰のある食感を生み出しているそうで、同じ粉もん料理なのに、お好み焼きやたこ焼きと一線を画す食べ物になっているように思います。

もう一つのイカ焼きも紹介

大阪以外の人が「イカ焼き」と聞けば、どんなものを思い浮かべるでしょう。

きっと脳裏に浮かぶのはきっと、スルメイカなどから内蔵を取り除いた胴体と足の部分を丸焼きにする料理でなないかと思います。

なんと、大阪には、二種類のイカ焼きが存在しているんですね。

イカ焼き

もちろん、一つは大阪版のイカ焼きです。小麦粉の生地に卵と細切れのイカを入れて、両面を焼いて、2つ折りにしてソースを塗ったもの。

イカの姿焼き

そして、もう一つは、先ほど出た、一般的なイカ焼き、すなわち、以下の胴体と足を焼いたものですね。

大阪ではイカ焼きが粉もんのイカ焼きと、一般的なイカ焼きの2種類が存在することになり、ややこしいので、一般的には「イカの姿焼き」なんて呼んでいます。

縁日の屋台でもこの二つは人気商品で、それぞれ、イカ焼き、イカの姿焼きと区別して呼ばれているみたいです。

イカの種類も知っておきましょう

イカ焼きのことを知るために、実際に食べているイカにはどんな種類があるのか紹介してみますね。

みなさん、ご存知のように、イカは貝類と同じ軟体動物です。軟体動物といえば、タコもそうですしね。そして、イカは世界中で約450種類も存在しているそうです。

その中で、食用になるものは約30種類ということで、日本でよく食べられているものとしては、コウイカ目とツツイカ目という仲間だそうです。

コウイカ目

コウイカ目にはコウイカがあります。

固い石灰質の甲をもっているので、コウイカなんですね。肉は厚くて美味で、お寿司の高級ネタになります。

新イカと言われるイカは、コウイカの稚イカのことです。

ツツイカ目

ツツイカ目には、日本人が食べる多くのイカが含まれます。

アオリイカ

まず、アオリイカ。歯ごたえや甘み、旨味といったもののバランスが良く、イカの刺身の絶品になります。

残念ながら、漁獲量が少なく、高級料亭か本場でしかなかなか食べることが難しいようです。

スルメイカ

次は、スルメイカです。これは、日本周辺に一番多く生息していて、日本のイカの水揚げ量の7割はスルメイカだそうです。

イカ焼きに用いられるのは、このスルメイカですよ。

ヤリイカ

ヤリイカは細長く、別名ササイカとも呼ばれています。身が薄く、上品な甘みがあります。

アカイカは4kgを超える大型のイカで,、肉厚でモチモチしています。

ステーキのような焼き物や、揚げ物といった加熱調理に向いているそうです。

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