2012年公開の日本の学園映画です。日本アカデミー賞で最優秀作品賞を含む3冠をとった映画です。
原作は2009年、朝井リョウが若干19歳のデビュー作でした。その後、男性では最年少直木賞受賞者となるなど活躍しています。
この記事では、あらすじと配役、映画の感想、原作の朝井リョウさんのことと高知のロケ地を紹介しています。
映画を観終わった時にこれが、10代の学生の作品?と不思議な気がしました。

桐島、部活やめるってよのあらすじと配役
桐島の影響
学校のカリスマ的存在だったバレー部キャプテンの桐島が部活をやめるという噂が学校中に広がりました。
親友だった宏樹や彼女の梨沙にも相談していなかったため、学校中に動揺が走ります。
宏樹は同じ塾に通う桐島を竜太と友弘とバスケをしながら待っていることが日課になっていたのですが、桐島がいないならバスケをやる必要はないとやめてしまいました。
成績も運動できる宏樹でしたが、野球部の練習には参加せず、彼女がいますが恋愛にも夢中になれず何事にも情熱を持つことができていませんでした。
一方映画部の前田はそんな周囲の騒ぎを気にすることなく、仲間とゾンビ映画を撮影していた。
コンクールで入選しますが顧問の書いた脚本だったため、自分たちの映画を撮ろうとしていました。
しかし、顧問からは撮影禁止にされたり、撮影場所にいつも宏樹に片思いをしている亜矢がいたため撮影が進みません。それでも前田は熱心に撮影を続けました。
ラストの結末
桐島がいなくなってから5日目に桐島が屋上にいるらしいという噂が広がりバレー部が屋上に向かいますが、そこにいたのは撮影中の映画部でした。
バレー部に撮影を邪魔され怒った前田はゾンビ姿の部員をけしかけバレー部を襲わせます。
バレー部を追い払いますが、カメラが壊されてしまいます。
壊れたカメラを直していると宏樹があらわれ、将来映画監督かと聞くとそれはないと前田は答えました。
それでも映画を撮ることは楽しいと答える前田に、宏樹は何事にも情熱持てない自分に思わず泣きだしてしまいます。
最終的に優秀ではあるが、何事にも情熱を持てず桐島に振り回された宏樹は、これといって秀でたものはないが周りの目も気にせず映画に対する情熱だけは人1倍の前田に心を動かされていきます。
帰り道、宏樹は桐島に電話をかけます。暗くなっても校庭では野球部の練習の声だけが響いていました。
キャストと配役
・神木隆之介 前田涼也(映画部)
・橋本愛 東原かすみ(バドミントン部)
・東出昌大 菊池宏樹(野球部)
・大後寿々花 沢島亜矢(吹奏楽部)
・清水くるみ 宮部実果(バドミントン部)

桐島、部長やめるってよの感想と小説
19歳のデビュー作
桐島、部活やめるってよは桐島がいなくなっただけでこれほど人間関係が変わってしまうのかと感じる反面、登場人物の中にはこんな子いたなとどこか共感できるリアルさがある作品だと感じました。
この作品は2009年、朝井リョウが若干19歳のデビュー作であることには驚きです。
その後男性では最年少直木賞受賞者となるなど活躍しています。
Amazonプライム無料お試し登録桐島、部活やめるってよのロケ地
本当の高校生と一緒に
撮影は高知の高校や城西公園で行われました。
神木隆之介は舞台挨拶で本当に授業を行っている隣の教室で撮影を行っていたり、暖房の室外機の音が入らないよう冬なのに暖房を切ってもらっていたと話して思い入れのある作品だったと話しています。
