映画ゆれるの意味、真木よう子の役と監督、ロケ地の秋山郷の吊り橋とは | MITU-Screen
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映画ゆれるの意味、真木よう子の役と監督、ロケ地の秋山郷の吊り橋とは

映画「ゆれる」は2006年7月に公開された西川美和監督の日本映画です。

家族のきずなや絶望からの再生を描いた、シリアスドラマになっています。

ゆれる、は吊り橋であると同時に、人の心がゆれ動く様を表しているのではないかと思います。

この記事では、映画のあらすじ、キャスト、監督、そしてロケ地の吊り橋を紹介しています。

謎解きと美しい映像が思い出に残ります。

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ゆれるの映画のあらすじ

兄と弟

売れっ子カメラマンとして成功した猛は、東京で仕事をしています。

母の一周忌のため、久しぶりに故郷に戻ります。実家では、家業をついだ独身の兄、稔が父親と暮らしています。

幼馴染の智恵子との再会をはたし、3人は思い出のある近くの渓谷に足を延ばします。

智恵子は、稔のいないところで、猛と一緒に東京へ行きたいと願います。

しかし、智恵子は吊り橋の上から落ちてしまいます。その時に一緒にいたのは稔でした。

一体なにがあったのか?

事故なのか事件なのか、裁判が始まります・・・・。

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ゆれるの映画の見どころ

人の記憶は・・

サスペンス映画ですが、物語のカギをにぎるのは、小手先の安いトリックではありません。

丁寧に描かれたそれぞれの人物の感情が、ヒントになっています。

人間の記憶なんて、ものすごく曖昧なもので、その時の感情や状況で、変化してしまいます。

記憶なんて、どんな形にもなるという怖さや、人間の弱さ、愚かさを感じます。

衝撃の結末やどんでん返しはないけれど、兄弟や家族のことを思い出す地味な結末は、派手な映画より心に残ります。

都会で派手にくらしていようが、あなたのルーツは故郷の家族なのだと認識させられます。

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ゆれる映画のキャストと監督

魅力ある女性監督

キャストは、弟の早川猛:オダギリジョー、兄の早川稔:香川照之、幼馴染の川端知恵子:真木よう子です。個性派な顔ぶれの俳優さんばかりです。

2006年の代表的な映画「ゆれる」は西川美和監督作品です。

当時、すごい女性監督がいる!と評判になりました。女性監督でありながら、映画では兄弟を描いており、登場人物もほとんど男性です。しかし、とても鋭く観察し、鋭い感覚で映画を撮っているのです。

男性の感覚が分かるのなら、男っぽい監督なのかな?と思うかもしれませんが、ご本人は、やわらかい感じの方で、気遣いがすごくて素敵なお姉さまのような監督だそうです。

映像の中で、疑問を解くヒントは残すが、本当かどうかはわからない状況を描くのが上手です。

拘置所の兄側と弟側のシーン。

兄側のとき、弟猛の顔が対面ガラスごしに映っています。しかし弟側をとるときは、兄の稔の背中しか映りません。これは、深層心理を動かされるカメラワークです。わざとずらして曖昧にさせています。

最近の映画作品は、2016年公開の「永い言い訳」です。

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ゆれるの映画のロケ地の吊り橋

見倉橋について

新潟県津南町と長野県の間にある、秋山郷にロケで使われた吊り橋があります。

吊り橋の名前は「見倉橋」です。新潟の橋50選にも選ばれています。

木製の吊り橋で、橋の下を流れる水の速さはとても急なので、やはり落ちたら助からないなと思うほどです。実際に渡ってみると、かなり揺れるとのこと。

まさに映画のタイトル「ゆれる」です。

当時、映画の制作側はロケ地を探していました。

新潟のすばらしさを紹介するために作られたNPO組織である「にいがたロケーションネットワーク」により、この橋が紹介されて、採用されました。

今もなお、観光地としてたくさんの人が訪れています。

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