テニスの王子様OVA全国大会篇は、コミックで「全国大会篇」として2006年3月からの全7巻と、2007年6月から第2シリーズとなる『全国大会篇 Semifinal』の全3巻、2008年4月からの『全国大会篇 Final』全4巻をアニメ化したものです。
関東大会を勝ち上がった青学は果たしてどうなるのか、ドキドキさせる展開が見事です。
この記事では、全国大会篇のあらすじと最終決勝の結末(ネタバレも含む)を紹介しています。
ぜひ、動画配信で一気に見ていただきたい作品ですね。
テニスの王子様全国大会篇のあらすじ
最終決勝は最終局面へ!しかし、リョーマは…
主人公・越前リョーマの所属する主役校、青春学園(通称・青学)が全国大会を優勝し日本一を目指すまでのエピソードが描かれています。
青学は強敵・氷帝を倒して関東大会を勝ち進み、比嘉中、四天宝寺中に勝利。決勝戦では宿敵である「立海大附属中学校」と戦います。
この試合の始まる前、なんと…リョーマは記憶喪失になっていました。
今までの大会やテニスのことを何もかも忘れてしまったのです。
先輩や他校の選手から「生意気」と言われるほどの、自信に満ち溢れた姿は失われ、おどおどとした普通の中学生に…。そうしているうちにどんどん時間が流れ、試合は進んでいきます。
この最大のピンチに、現れたのは氷帝の跡部ら、過去に戦ったライバルたち。
皆の協力のおかげで、リョーマは再びラケットを握り、記憶を取り戻します。
そうして、2勝2敗で迎えた最終決戦。勝敗は最後の試合、シングルス1の「越前リョーマVS幸村精市」に託されます。
テニスの王子様全国大会篇の最終決勝のネタバレ
「神の子」と呼ばれる幸村精市
幸村は、どんなボールも正確に返す神業的スキルがあることから「神の子」と呼ばれるほどの実力の持ち主。
難しいボールも必ず返球するため、対戦相手は試合が続くにつれて「どこに打っても返されるイメージ」が脳裏に植え付けられてしまい、次第に戦意を失ってしまうのです。
また、一時的に「五感を奪いとっていく」という恐ろしいスキルもあります。強すぎる幸村を前に、リョーマも苦戦を強いられていきます。
Amazonプライム無料お試し登録テニスの王子様全国大会篇の最終決勝の結果
青春学園、ついに…
粘る返球を見せる幸村。
しかし、リョーマは試合の中で「天衣無縫の極み」に到達します。
「天衣無縫の極み」とは、己の限界を超えた者だけが辿り着ける「無我の境地」、その奥にある三つの扉の内の一つ。
最後の開かずの扉であり、最終奥義です。全身が眩いばかりのオーラに包まれ、爆発的な力を発揮したリョーマは、最後の一球を返し、6-4で幸村に勝利します。
ここから、「DearPrince~テニスの王子様達へ~」という作者の許斐剛氏が作詞した歌が流れ、最後の場面が描かれます。
リョーマは胴上げされたのち、幸村と固い握手を交わします。感動的な表彰式のシーンで、全国大会編は幕を閉じるのでした。