劇場版「エスカフローネ」は2000年6月に公開されました。
1996年4月から9月の間で全26話で放送された「天空のエスカフローネ」を元にしていますが、劇場版用にストーリーや設定を一新したファンタジックストーリーです。
制作はサンライズと韓国企業との合同合作アニメで、TVシリーズが韓国で人気となり、韓国側からのオファーで映画化が実現しました。
この記事では、映画のあらすじと、最後ラストの結末、キャラと声優、見どころを紹介しています。
️劇場版 エスカフローネのアニメ映画のあらすじ
異世界で戦乱に巻き込まれた先にあるものは⁉︎
東京で暮らす高校3年生の神崎ひとみは、いつも虚無感に襲われ、生きる意味を見失っていました。
そんなひとみの前に突如現れた謎の男に異世界ガイアへと飛ばされてしまいます。
ひとみはガイアで自国の国を滅ぼされてしまった、白竜族の若き王・バァンと出会います。
ガイアに伝わる伝説の竜の鎧「エスカフローネ」の中から現れたひとみは、エスカフローネを小さな赤い石に変えてしまった為、「翼の神」と呼ばれ、バァンと行動を共にすることに…。
巨大な鎧「エスカフローネ」をめぐってひとみの運命が回りだす!
最後ラストの結末
いつまでも一緒だよと消えてしまう儚さ…。
バァンの兄・フォルケンは世界を滅ぼそうとしていました。
自分の歪んでしまった想いを終わらせる為にひとみに接触します。
バァンはひとみと出会ったことで昔の穏やかさを取り戻しつつあり、兄弟の交渉は決裂します。
そこにディランドゥの古代兵器が襲いかかってきました。
古代兵器は巨大な悪魔のようでした。
ディランドゥも飛び出してきて、ひとみの意思とは無関係にエスカフローネが宙から出現します。
エスカフローネの力で対抗するバァンですが、ディランドゥの繰り出す炎の攻撃に昔の惨劇を思い出し、エスカフローネが黒く染まっていきました。
バァンの記憶と呼応するように破壊の化身と化するエスカフローネはディランドゥの古代兵器を倒します。
しかしエスカフローネの暴走は止まらず、ひとみがバァンの前に立ち塞がりました。
「もうひとりぼっちじゃない」という想いを伝わると、バァンの心は穏やかさを取り戻し、黒いエスカフローネは白き竜の姿へと変わります。
その翼でバァンたちをフォルケンの元へ送るエスカフローネ。
フォルケンの破滅願望は強く、窮地に陥るバァンたち。
そんなフォルケンを奇襲したのは、いつかひとみたちを救ったディランドゥの副官でした。
フォルケンは致命傷を負い、ふと昔のことを思い出します。
最後の最期に弟の懐かしい声が届きました。
高台の上で夕日を見ているひとみとバァン。
「いつまでも一緒だよ」と発したひとみの背に白く大きな翼が広がりました。
そして次の瞬間、バァンの目には夕日だけが映っていました…。
Amazonプライム無料お試し登録️劇場版 エスカフローネのアニメ映画のキャラと声優
今も活躍する声優の昔の声が楽しめます!
・神崎ひとみ
主人公・神崎ひとみは、足を痛めて陸上を断念してから生きていることの虚無感を感じるようになります。
声優担当は坂本真綾(さかもとまあや)です。
本作が声優初主演となり、当時16歳だったことも話題になりました。
「七つの大罪」のマーリン役や、「黒執事」のシエル・ファントムハイヴ役も担当しています。
・バァン・ファーネル
ファーネリア王国の若き王・バァン・ファーネルは無口で不器用、言葉でのコミュニケーション能力には欠けますが、本質は優しい性格。
声優担当は関智一(せきともかず)です。
「カードキャプターさくら」の木之本桃矢役や、「鬼滅の刃」の不死川実弥役も担当しています。
️劇場版 エスカフローネのアニメ映画の見どころ
素晴らしい映像と音楽に引き込まれていきます!
見どころは劇場版ならではの重厚で圧倒的な映像の美しさです。
ひとみが飛ばされた異世界ガイアの世界では獣人やドラゴンが登場し、剣と魔法が基本の世界です。
そういった完璧なるファンタジーの中に、和風や韓流の雰囲気を微妙に施したデザインが時おり現れ、新鮮なイメージを与えています。
日韓米合作という特徴を十分に知らしめた独立した作品で、TVアニメシリーズを知らなくても楽しめます。