アニメ映画「サカサマのパテマ」は吉浦康裕監督によるアニメーション映画、2013年に公開されました。
監督は他に原作と脚本も担当しています。
ぴあで公開初週の満足度ランキングで1位となった以外にも、第17回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞、スコットランド・ラブズ・アニメ 2013観客賞と審査員賞を受賞したほか、第7回アジア太平洋映画賞最優秀アニメーション映画賞にノミネートもされました。
この記事ではアニメのあらすじと最後の手紙ラストの結末を紹介しています。
サカサマのパテマのアニメ映画のあらすじ
多くの評価を得たこの作品のストーリーは?
「かつて、多くの罪人が空に落ちた」
そういって「空」を忌み嫌うアイガという世界に住む少年・エイジは、ある日逆さまになってフェンスにしがみつく少女・パテマと出会います。
エイジの住むアイガとは重力の概念が逆転している世界から来たというパテマ、なにかにしがみついていなければ「空」に落ちてしまうため、エイジはパテマを匿います。
そのころアイガに「サカサマ人」がやってきたと君主・イザムラに知れてしまい、パテマの捕獲を命じます。
果たして二人の運命はどうなるのでしょうか。
最後の手紙と結末
衝撃のラスト、もう一度見たくなる結末
エイジはパテマを地下に送る為、飛行船に乗り地下世界に向かいます。
道中追跡してくるイザムラと激しいもみ合いを繰り広げますが、その末イザムラは地下に空いた穴に落ちていきます。
ですがその穴の先には、なんと本物の空が広がっていました。
イザムラがあれほど忌み嫌っていた「サカサマ人」は、パテマたちではなくエイジやイザムラたちだったのです。
また最後に出てきた手紙ですが、そこにはおそらくこの世界の重力についての真実が書かれていたのだと思います。
エイジの父は、真実のかなり近くにいたようですね。
重力崩壊の発生地点やそれについて調査をしている人がいるとわかったあたり、次回作を期待してしまうような内容ですよね。
Amazonプライム無料お試し登録サカサマのパテマのアニメ映画のキャラと声優
魅力的なキャラクターと演じた声優さんを紹介
・パテマ
地下世界から落ちてきた少女。
天真爛漫な性格ですが、混乱して激情する面もあります。
落下集落の長の娘でもあります。
演じているのは美少女戦士セーラームーンCrystalで土萠ほたる・セーラーサターンの声を演じている藤井ゆきよさんです。
・エイジ
アイガに住む中等部の2年生。
アイガの社会に嫌悪感を抱いていて、学校では教師に反発したり、空を見上げてぼーっと過ごしていたりします。
声優は数々の作品で主役を演じている岡本信彦さんです。
・イザムラ
アイガの君主、絶対的独裁者。
サカサマ人のことを「過去、空に連れ去られた罪深き人々の末裔」だと忌み嫌っています。
声を担当しているのは土師孝也さん、吹き替えで多く活躍している声優さんです。