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イングロリアス・バスターズのラスト結末、ブラッド・ピットの役は?

映画『イングロリアス・バスターズ』は、2009年に公開されたアメリカの戦争アクション映画です。

2009年5月20日、パルム・ドールを目指して第62回カンヌ国際映画祭で発表されました。

8月21日に北米の3165館で公開され、3805万4676ドルを稼ぎ出し、週末興行成績第1位となりました。

最終的に全世界で3億ドル以上を稼ぎ、タランティーノ監督映画で最大のヒット作と称賛されました。

第82回アカデミー賞では8部門にノミネートされるなど、映画賞も数多く受賞しています。

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映画のあらすじ

ナチスを狙う女と男

1944年、第二次世界大戦中のナチス占領下のパリ。

ナチス親衛隊のランダ大佐に家族を殺された映画館主のショシャナは、ナチス高官らが出席するプレミア上映会の夜、復讐を果たすために劇場を燃やす計画を立てました。

一方、ナチス軍人を標的とするアルド・レイン中尉率いる連合軍の極秘部隊「イングロリアス・バスターズ」も、ヒトラーの暗殺を企み映画館に潜り込むのですが……。

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ラストの結末

劇場の炎上とランダ大佐の末路

いよいよ作戦決行という時、自分を追いかけてくるフレデリックを突き返せなかったショシャナは、映写室のドアに鍵をかけようとしている彼の背中をピストルで撃ちました。

倒れて死んだように見えたフレデリックにショシャナが近づくと、フレデリックは最後の力を振り絞って体の向きを変えショシャナを撃ちました。そして2人とも力尽きます。

その後ショシャナが事前に編集していた映画は、連合軍へのメッセージを伝えるフレデリックの顔からショシャナの顔へと変わり、観客はこれからユダヤ人に殺されると伝えられます。

そして、映写技師でショシャナの恋人マルセルが、劇場の出口を塞いだ上で、スクリーン背後に積み上げられたフィルムに火を放ちました。

バスターズのドニーとオマーは護衛を射殺すると、マシンガンを奪って、ヒトラー、ゲッベルス、さらには炎から逃げようとする一階の観客たちを撃ちまくります。

最後はドニーとオマーが仕掛けた爆弾が爆発して皆死にました。

一方、レインらを載せたトラックで米軍の支配地域に着いたランダ大佐は話していた計画通り、レインに投降しました。

銃とナイフを受け取ったレインはその場でランダの通信兵を射殺しました。

混乱してランダは怒ります。レインはランダに「アメリカではナチスだと分からないようにして暮らすつもりなんだろう?」と尋ねました。

レインはランダを押さえつけてナイフで額に鉤十字を刻み、「どうだいウティヴィッチ、こりゃダントツで最高傑作だ。」と語りかけるシーンで終わります。

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見どころ

ショシャナとフレデリックの撃ち合い

やはり劇場が燃える直前辺りのシーンが一番ハラハラしましたね。

話の流れ的には作戦がきっと成功するんだろうなと予想できるのですが、それでもちゃんと成功するのかな?と見ていて緊張しました。

ショシャナがフレデリックの背中を撃った後に撃ち返されるシーンは衝撃的でしたね。ショシャナを応援する気持ちでずっと見ていたので悲しかったです。

戦いは最後まで気を抜いてはいけないんだなと思いました。敵はやはり強かったのですね。

監督とキャストは?

・クエンティン・タランティーノ

生年月日:1963年3月27日

出身地:アメリカ/テネシー州ノックスヴィル

本作の監督を務めたのは、クエンティン・タランティーノです。

彼はビデオショップの店員をしていました。やがて脚本を書くようになり、「トゥルー・ロマンス」「ナチュラル・ボーン・キラーズ」「レザボアドッグス」などを書き上げました。

その後「レザボアドッグス」を自主制作で映画化しようとしましたが、ハーヴェイ・カイテルがその脚本に目をつけ、彼の後押しで監督も兼ねて完成しました。

過激なバイオレンス描写が話題となります。

次いで「トゥルー・ロマンス」がトニー・スコットにより映画化され、「ナチュラル・ボーン・キラーズ」はオリバー・ストーンが監督しました。

94年に監督を務めた「パルプ・フィクション」でカンヌ映画祭のグランプリを受賞しました。

役者としても活動し、映画「フロム・ダスク・ティル・ドーン」「リトル・ニッキー」、舞台「暗くなるまで待って」などで活躍しました。

TVシリーズ「ER 緊急救命室 (1st Season)」の第24話の演出も務めました。

03年には「ジャッキー・ブラウン」以来久々となる監督作「キル・ビル」を発表し、大きな話題を集めました。

私生活ではミラ・ソルビーノと交際していました。

・ブラッド・ピット

生年月日:1963年12月18日

出身地:アメリカ/オクラホマ州

アルド・レイン中尉を演じたのは、ブラッド・ピットです。

大学を中退してロサンゼルスへ渡り、アート・スクールでグラフィック・デザインを勉強していました。

その後、役者志望へと転向し、映画・TVドラマに端役として出演しました。

88年の「リック」で映画初主演を果たします。

91年、ウィリアム・ボールドウィンの代役で出演した「テルマ&ルイーズ」で注目されました。

92年の「リバー・ランズ・スルー・イット」「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」や「セブン」のヒットで更に人気者になります。

オスカー初ノミネートとなった「12モンキーズ」での汚れ役など幅広い役柄をこなしています。

「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」「マネーボール」ではアカデミー賞主演男優賞にノミネートされました。

02年には、ジェニファー・アニストン、パラマウントCEOのブラッド・グレイと共に製作会社「Plan B Entertainment」を立ち上げました。

「ディパーテッド」「食べて、祈って、恋をして」などを手掛けています。

私生活では、「セブン」で共演したグウィネス・パルトローとの交際が話題になりましたが破局しました。

その後ジェニファー・アニストンとの交際の末、00年に結婚しましたが、05年に別居を経て離婚しました。

同時期に「Mr.&Mrs. スミス」で共演したアンジェリーナ・ジョリーとの交際が始まりました。

06年、アンジーがブラピの子どもを妊娠したことが明らかとなり、12年に婚約しました。

14年に正式な夫婦となるも、16年に離婚協議が開始され19年に離婚が成立しました。

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