映画レスラーのあらすじとラスト結末、監督とキャスト、感想と評価 | MITU-Screen
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映画レスラーのあらすじとラスト結末、監督とキャスト、感想と評価

映画『レスラー』は2008年に公開されたアメリカ映画です。

かつては人気者でヒーロー的存在だった中年のプロレスラーが、心臓発作により引退し、また復活するというハートフルストーリーですね。

本作品は、第65回ヴェネツィア映画祭金獅子賞を筆頭に、54個の賞を受賞しました。

主演のミッキー・ロークは第66回ゴールデングローブ主演男優賞を受賞しました。興行収入はアメリカ国内だけで$26,238,243となり、制作費の4倍以上となりました。

この記事では、映画のあらすじとラストの結末、感想や評価を紹介しています。

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映画のあらすじ

落ち目のレスラー

1980年代には大人気レスラーだったランディ。二十数年経った現在はスーパーでアルバイトをしながらプロレスを続けていました。

そしてプライベートでは、ストリッパーのキャシディに会うためにストリップクラブに通っていました。

ある日、ジ・アヤトラー戦の20周年記念試合が決定します。

メジャー団体への復帰チャンスとはりきって試合に挑んだランディでしたが、ステロイド剤が原因で心臓発作を起こして倒れてしまいました。

再びリングへ

医者にプロレスを反対されプロレスを続けることを断念したランディは、キャシディの勧めで疎遠だった娘のステファニーとの関係を修復しようとしました。

プレゼントを贈って一度仲直りしたのですが、その後食事の約束を寝過ごしてしまい、絶縁されてしまいました。

娘とはうまくいかずキャシディにも振られ、孤独に打ちひしがれる中、ある決意をしました…。

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ラスト結末

ランディの復活

ランディはプロレスを引退し、スーパーの肉売り場で働き始めましたが、元プロレスラーであることに気付いた客に動揺し、スライサーで手を怪我してしまいました。

やけになったランディはその場を荒らして飛び出し、そのまま仕事を辞めてしまいます。

家族も恋も仕事も失ったランディは、アヤトラー戦でレスラーに復帰することを決意しました。

ランディの体を心配してキャシディが駆けつけましたが、制止を振り切ってリングに上りました。

ランディは必殺技の「ラム・ジャム」をファンに披露するためにリングコーナーによじ登り、飛び降りたのでした。

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監督とキャスト

・ダーレン・アロノフスキー

生年月日:1969年2月12日
出身地:アメリカ/ニューヨーク市ブルックリン

本作の監督を務めたのは、ダーレン・アロノフスキーです。

10代の頃は映画、グラフィティに夢中になりました。

高校卒業後はハーバード大学に進学し、映画を学びました。

卒業制作の短編映画では各方面から高い評価を受けましたが、長編映画の製作まではさらに5年かかりました。

98年、数学をテーマにしたストーリー「π」で長編監督デビューを果たします。斬新な映像が評判を呼び、期待の新人として注目を集めました。

ドラッグによって転落していく男女を描いた「レクイエム・フォー・ドリーム」はハリウッドに大きなインパクトを与え、更に注目されるようになりました。

その後はメジャーを中心に次々と大型プロジェクトの話が来ましたがなかなか実現に至らず、06年、やっと監督第3作「ファウンテン 永遠につづく愛」が完成しました。

この企画もキャストの変更が多く製作が危ぶまれましたが、最終的にヒュー・ジャックマンとレイチェル・ワイズを主演に迎え無事撮影に撮影できました。

この撮影をきっかけにレイチェル・ワイズとの交際が始まり、
その後2人は06年1月に婚約、同年5月には男の子も授かっています。

・ミッキー・ローク

生年月日:1956年9月16日
出身地:アメリカ/ニューヨーク州スケネクタディー

7歳の時両親が離婚しました。母、兄妹と共にマイアミに渡り、1年後に母が再婚しました。

新しい生活環境になじめずボクシング・ジムに通い、孤独に過ごしていました。19歳で単身ニューヨークに渡り、地道に働きながらアクターズ・スタジオで演技を学び舞台に立ちました。

後に、ロサンゼルスへ移り79年「1941」で映画デビューを果たしました。81年「白いドレスの女」で注目されました。80年代中旬には日本のTVCMにも出演しています。

また92年、ボクシング試合出場で来日しましたが、その後は人気も低迷し、加えてボクシングによって顔にダメージを負ってしまい、一時は俳優としてはもう働けないのでは?などと噂されていました。

しかし02年の「SPUN スパン」や05年の「シン・シティ」などで再び注目され、08年の本作「レスラー」で、自身の半生を投影させたような役柄を演じました。

ゴールデン・グローブ賞や全米批評家協会賞を受賞し、見事に俳優業に返り咲きました。

私生活では92年に「蘭の女」の共演者キャリー・オーティスと再婚し、98年に離婚しました。

感想と評価

人生の切なさを感じる映画

前半の戦闘シーンは見ていてとても痛々しく辛かったのですが、戦っている本人はとても楽しそうだなぁと思いました。

自分の好きなことで成功できることは幸せですし、ランディはずっとプロレスを続けていたかったのでしょう。

ですが最後飛び降りるシーンを見てすごく心配になりました。死んでしまうのではないかと…。

胸に大きな傷を抱えながらもリングに戻る姿には感動しましたが、現実は厳しいのではないかと思いました。

永遠に強さを持続することはできないので、どこかで引退はしないといけないだろうと思います…。

そんな人生の切なさを感じる映画でした。主役のミッキー・ロークの体当たりな演技は凄まじく、レスラーそのものでした。

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