『レオン』の映画は1994年、フランスとアメリカの合作です。
まさに凶暴な純愛。孤独な殺し屋と 12 歳の少女との純愛の傑作映画です。
監督と脚本はリュック・ベッソンで、ハリウッド進出初監督作品となります。
実は、リュック・ベッソン監督が自ら未公開シーン22分加えた、133分『完全版・デレクターズ・カット版』と110分『劇場版』があるそうです。
この記事では、あらすじとキャスト、そして美しい主題歌を紹介しています。
ぜひ、動画配信で見ていただけたらと思います。
『レオン』の映画の魅力的なキャスト
個性が際立つキャラクターに完璧な配役。
・レオン・モンタナ/ジャン・レノ
・マチルダ・ランドー/ナタリー・ポートマン
・ノーマン・スタンスフィールド/ゲイリー・オールドマン
・トニー/ダニー・アイエロ
映画を更に際立てる哀愁歌。ラストの余韻を包み込む旋律。
主題歌 『 シェイプ・オブ・マイ・ハート /Shape Of My Heart 』
1993年3月発売のスティング4Thソロ・アルバム『テン・サマナーズ・テイルズ/Ten・Summoner`s Talees』の収録曲です。
美しいギター演奏は、ドミニク・ミラーです。
歌手は『スティング/Sting』です。
1977年ロックバンド『ポリス』結成。ベーシスト兼・ボーカルとして活躍。
ポリス活動休止後、ソロ・アーティストとして活躍。俳優としても活躍しています。
『レオン』の映画のあらすじ
家族を惨殺された12歳の少女とプロの殺し屋との純愛。そして…復讐。
イタリア系移民のレオン(ジャン・レノ)はニューヨークでプロの殺し屋として、あるアパートに住んでいました。
レストランのオーナーという表の顔を持つ、イタリア系マフィアのボスのトニー(ダニー・アイエロ)の依頼を遂行する日々。
そんなある日、同じアパートの12歳の少女マチルダ(ナタリー・ポートマン)に出逢います。
マチルダの顔には、殴られたような痕がありました。家族との関係は良さそうではありません。
マチルダの父親は麻薬密売者でした。組織の麻薬を密かに横領していました。
組織のスタンスフィールド(ゲイリー・オールドマン)は見逃しません。マチルダの家族は組織一味に惨殺されます。
マチルダは外出中でした。帰宅するも惨劇に気付いたマチルダは、隣人のレオンの部屋の扉の前に立ち、ベルを鳴らします。
彼はためらうも、扉を開けました。二人の共同生活がスタートします。
マチルダが家事やレオンに勉強を教えるのと引き換えに、レオンがマチルダに暗殺技術の初歩的な事を教えます。
二人に特別な感情が芽生え初めるのでした。
最後ラストの結末
マチルダは家族の殺害現場のアパートに行きました。そこで家族を殺した犯人がスタンスフィールドと知ります。
彼は麻薬取締局の捜査官でした。マチルダはレオンに置き手紙を残して、敵討ちに向かいます。しかし、12歳の少女です。
捜査官には敵いません。直ぐに捕まってしまいます。そこに、手紙を読んだレオンが現れ、マチルダを奪還。救出しました。
ですが、二人の居所を突き止められてしまいす。市警の特殊部隊が、二人の住むアパートに突入します。激しい銃撃戦が繰り広げられます。
戦闘最中に、無事にマチルダを逃がし、後でトニーの店で落ち合う約束をします。
しかし、脱出一歩手前でスタンスフィールドに見つかって撃たれます。倒れ伏すレオン。最後の力でスタンスフィールドに何か渡します。
『マチルダの贈り物だ』それは、手榴弾の安全ピンでした。
トニーの店でマチルダは知ります。レオンとの生活が終わりであることを…。
マチルダは学園に戻ります。そして…レオンが大切にしていた鉢植えの観葉植物を地面に植えます。まるで、孤独だったレオンを解放するかのように…。
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映画史上に残る傑作。キャスティングが奇跡的作品。
13歳のナタリー・ポートマンがオーディションで鮮烈なデビューは、有名です。
彼女の思春期の危な気な憂鬱と、射貫く様な女性の眼差し。デビュー作とは思えない、圧倒的な演技に引き込まれます。
ジャン・レノの存在感。ゲイリー・オールドマンの狂気。脚本だけで成り立ちません。
エンドロールが、キャスティング・デレクターからスタートします。監督や俳優より先に表示されるのは、珍しいと思います。
監督が『レオン』のキャスティングへの賛辞と思います。
リュック・ベッソン監督のストーリーを更に際立たせるカメラワークも見逃せません。
『レオン』の映画評価は…ストーリー・俳優・映像・音楽。全てが完璧と言わざるを得ない映画です。