映画「ファイ・トクラブ」は1999年製作のアメリカ映画です。
監督は、デヴィッド・フィンチャー。原作小説は、チャック・パラニュークの同名小説です。
監督が原作小説の大ファンだったことから20世紀フォックスに猛アタックして制作までこぎつけました。
「歴代最高の映画ランキング500」で10位。そして、「最高の映画キャラクター100人」ではブラッド・ピットが演じたファイト・クラブのタイラー・ダーデンが堂々の1位を獲得しています。
この記事では、映画のあらすじとラストの結末、評価を紹介しています。
ファイト・クラブのあらすじ
僕とタイラーそしてマーラとの関係
自動車会社で、リコール問題を担当していた僕。
北欧の高級家具やアルマーニなどの高級なスーツなど高級なものには満たされていたが不眠症となって抜蒸れない日々を送っていました。
精神科医に相談すると「世の中にはもっと大きな苦しみを持った人もいる」と精神科医に諭され難病患者が集う集会に参加するようになります。
不幸な人々を確かめたことで不眠症は解消されました。
しかし、自分と同じように患者に成りすまして集会に参加している女性マーラに気づきます。
マーラに気づいたことから僕は、患者の集会に参加することはなくなりました。
ある日のこと、出張中に出会ったタイラーと意気投合します。
タイラーは僕とは正反対のワイルドでマッチョな男です。
「力いっぱい俺を殴ってくれ」とタイラーに頼まれて、二人はボロボロになるまで殴り合い、僕は生きていると実感を感じるのでした。
やがて地下室でタイマン勝負のファイト・クラブが結成され、メンバーは次第に増えてゆきます。
やがて、タイラーは僕をのけ者にして、テロ行為のプロジェクト・メイヘムを計画していることに気づきました。僕は、、。
ラストの結末
それは搾取への仕返しでした。
労働階級が怒りを世間に知らしめようと、タイラーたちは暴れ回りました。
そして、私兵とばかりつるみ、僕は除け者にされました。
その結果、僕はストレスで早く眠り、遅く起きるようになっていきました。
ある日、タイラーが私兵を残して姿を消しました。
僕はタイラーを探し回り、いろいろなところへ行ったとき、すべての人から、タイラーと声をかけられたのです。
そう、タイラーは僕だったのです。タイラーは、僕の幻覚で、もう一つの人格だったのです。
自分の人生を変えたいと願っていた僕が、そのために作り出した理想像がタイラーでした。
タイラーが眠っているときは僕が活動し、僕が眠っているときはタイラーが活動していたのです。
それから僕はタイラーが私兵たちを使ってやろうとしていた爆破を止めようとしたとき、タイラーが立ちはだかります。
タイラーは銃を持っています。しかし、タイラーは自分の幻覚、実はタイラーの銃は僕の手の中にありました。
僕は自分に向け銃を撃ち、タイラーの幻覚は消えました。
やがて、ビルの最上階で一人になった僕のところへマーラが来ます。
ぼくはマーラと並んで、窓の外でビルが倒壊していくのを眺めたのでした。
ファイト・クラブのキャスト
僕とファイト・クラブ
・「僕」ナレーター - エドワード・ノートン
・マーラ・シンガー - ヘレナ・ボナム=カーター
・タイラー・ダーデン-ブラッド・ピット
・ロバート・ポールセン(ボブ)-ミート・ローフ
・エンジェル・フェイス-ジャレッド・レト
・アーヴィン-ポール・ディロン
・メカニック-ホルト・マッカラニー
・リチャード・チェスラー-ザック・グルニエ
・レイモンド・K・ヘッセル-ジョン・B・キム
・リッキー-アイオン・ベイリー
・スターン刑事-ソム・ゴッサムJr.
ファイト・クラブの解説と感想
サブリミナル効果の伏線とオチ
最後のオチが凄すぎます。なんだ、そうだったのか!?
まぁ、そんな感じです。
伏線は映画の色々な場面で描かれていますので何度見ても楽しめる映画になっています。
初めて、ファイト・クラブを鑑賞するときは何も参考資料を観ないで素のままで見る事をお勧めしますね。
ファイト・クラブを読み解くには、サブミリナル、僕そしてタイラーとマーラの関係が、とても重要になってきます。