TVアニメ「ゴシック」は桜庭一樹によるミステリー小説が原作のアニメです。
2011年1月から7月までの全24話で構成されていて、毎週綺麗な作画と続きが気になる内容で視聴者を楽しませてくれました。
基本的には原作に忠実にお話が作られていますが、少し改変された個所などもあります。
ゴシック調なキャラクターデザインと、洋風な世界観が特徴となっています。
「ゴシック」のあらすじ
美しき怪物、ここに登場
東洋から西洋の学校である聖マルグリット学園に留学してきた、主人公・久城一弥。
そんなある日、彼は怪談の出典を探すため図書館塔にやってきます。
そしてそこで最上階にある植物園で本を読んでいる少女・ヴィクトリカに出会います。
彼女は頭脳明晰でどんな事件も解決してしまう力を持った少女だったのです。
この2人の出会いによって彼の、そして彼女の世界がどんどん広がっていきます。
最終回ラストの結末
今まで生きることをあきらめ、死を恐れていなかったヴィクトリカでしたが、かけがいの無い物を手に入れてしまい、誇りを捨ててでも、もう一度久城に会いたいと思います。
ブライアンも狼の村の出身で、意外にも二人と同じような境遇だったのです。
ブライアンは愛のほかに、憧れや失った親があったために、それらを手に入れるためにコウデディアに尽くしてきたのでした。
その目にはヴィクトリカしか映っていなかったのです。
一方、プライドを捨ててでも生きようとするヴィクトリカは身を隠すために金髪を銀に染めてしまいます。
そうまでしてでも、生きてまた久城に会いたかったのです。
久城を支えていたのもまた、ヴィクトリカだったのです。
そして言います「世界がどう変わろうとも、これきり離れるものか」と。
キャラクターと声優さん
初主演はまさかの超人気なあの男性声優!?
・ヴィクトリカ・ド・ブロワ(CV 悠木碧)
この物語のヒロインです。
授業には出席せず、図書館塔の最上階である植物園でいつも本を読んでおり「退屈だ」が口癖の少女です。
非常に頭脳明晰で知識も豊富なものの、かなりの毒舌家でツンデレ。
一弥と同級生ですが、背が小さく一見すると幼い子供の用に見えてしまいます。
声優の悠木碧はプロ・フィット所属、主な出演作は魔法少女まどかマギカ/鹿目まどか役/やはり俺の青春ラブコメは間違っている/比企谷小町役など
・久城 一弥(くじょう かずや)(CV 江口拓也)
この物語の主人公で、西洋では珍しい黒髪に黒い目をしているため「春に来る死神」と呼ばれています。
ヴィクトリカの初めての、そして唯一の友人で優しく思いやりのある少年です。
優秀で自分とは違う兄にコンプレックスを持っており、この学園に留学することを決意します。
声優の江口拓也は81プロデュース所属。本作初主演。主な出演作はやはり俺の青春ラブコメは間違っている/比企谷八幡役/俺物語/剛田猛男役など
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原作は超有名なあの人!!
富士見ミステリー文庫より発行されている、桜庭一樹さん原作のミステリー小説となっています。
2003年に初版が発行され、全部で9巻続いている人気作となっています。
桜庭さんは1999年に第一回ファミ通エンタテイメント大賞部門にて佳作賞を受賞しデビューします。
2008年に「私の男」で直木賞を受賞するなど実力ある作家さんとなっています。
当初はなかなか売れませんでしたが、今作であるゴシックにて一気に注目を浴びる存在となりました。
架空の世界よりも、現実にある世界を舞台にしたお話が多いのが特徴です。
アニメ「ゴシック」原作も併せて読んでみたはいかがでしょうか?
筆者は原作から読んでいた人間なのですが、創造だけでは補えていなかった部分がアニメではしっかりと描かれていたので非常におすすめな一作となっています!