TVアニメ「変態王子と笑わない猫。」は2013年4月から6月まで、全12話放送されました。
原作は、さがら総のライトノベルです。
第6回MF文庫Jライトノベル新人賞最優秀賞を受賞し、本編の最終巻である12巻発売時のシリーズ累計は約215万部突破するほどの大人気作品です。
この記事では、アニメのあらすじと最終回ラストの結末、キャラと声優、主題歌の歌手を紹介しています。
変猫のあらすじ
二人の願いは叶ったが…
グラウンドから水泳部の女の子を覗きたいと言う不純な動機から陸上部に入部した横寺陽人。
しかし、熱心な陸上部員だと勘違いされ次期部長に指名されてしまいます。
建前でやり過ごし、本音を言えない。そんな自分に嫌気が差した陽人は、何でも願い事を叶えてくれると言う笑わない猫の像の存在を知ります。
本当に願いを叶えてくれるのか、疑いながらも像のある場所に向かう陽人。
そこで筒隠月子と出会います。
月子は逆で、本音を隠せる様になりたいと願っていました。
そして二人の願いは叶いましたが、建前を無くして本音しか言わなくなった陽人と、本音を無くして、表情が消えてしまった月子。
それぞれ二人の失ったものを、取り戻そうとする物語が始まります。
最終回ラストの結末
小さい陽人はツカサを子供ながらにずっと支えて来たけど、充分な支えにはならなかったのです。
大きくなった陽人は幼い自分へ、女の子を笑顔にするのは難しいが、目の前の女の子を泣かさない様にすれば良いと言います。
陽人は翌日つくしと月子が居るホテルにいきます。
やっと母に会えたかと思ったら、その母は病に伏しています。
やっと母に会えたのに、ろくに思い出も持てぬまま母を失うとつくしは泣きじゃくります。
目の前の女の子を泣かさない様に、陽人は猫神にお願いをします。
月子!と叫んだ陽人の声が猫神に届きます。この願いは月子の願いじゃなく、陽人の願いだったのです。
思い出して忘れられるのが嫌だと言う月子に陽人は一番大切な君のそばにずっと居ると言います。
態度で示してと月子が言うので、陽人はキスをします。
もとの時代に戻って来た陽人と月子につくしや梓も加わって遊園地へ行くことになります。
つくしも梓もいままでどおりの感じだけど、陽人と月子の関係は以前より進んだようでした。
変猫キャラと声優
主要キャラと担当声優を紹介
・横寺 陽人
建前を無くした主人公。高校2年生です。
頭の中では常に変態なことばかりを考えており、建前を無くしたことからその本音を常に話してしまい「変態王子」と呼ばれるようになります。
声優は梶裕貴さん。代表作品は「進撃の巨人」エレン・イェーガー役などです。
・筒隠 月子
ヒロインであり、本音を無くした少女。陽人の高校に通う高校1年生です。
本音を無くす前は表情が豊かで、子供っぽいことを気にしていましたが願いが叶って以来、表情が無いクールな少女になってしまいます。
声優は小倉唯さん。代表作品は「ロウきゅーぶ!」袴田ひなた役などです。
・小豆 梓
月子と同じく、もう一人のヒロイン。陽人の高校に通う2年生です。
以前の友人関係のトラブルがあり、陽人の高校に転校してきました。
最初は陽人の「建前」を手に入れ、強いお嬢様のように振る舞い続けていました。
声優は石原夏織さん。代表作品は「マギ」アラジン役などです。
・筒隠 つくし
もう一人のヒロインであり、陽人の所属する陸上部の部長。そして月子のお姉さん。
正義感が強く、厳しい性格なことから「鋼鉄の王」と呼ばれて恐れられています。
その反面、極度のシスコンでもあり、妹の月子のことを溺愛しています。
声優は田村ゆかりさん。代表作は「魔法少女リリカルなのは」高町なのは役などです。
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歌を担当しているのは?
オープニングテーマ曲は「Fantastic future」。
歌は、筒隠つくし役を演じている田村ゆかりさんが担当しています。
歌手としても大活躍している田村ゆかりさんの楽曲を数多く手がけている太田雅友さんと、アニソン界の有名作詞家、畑亜貴さんコンビによって作られた楽曲です。
エンディングテーマ曲は「Baby Sweet Berry Love」。
歌を担当しているのは、筒隠月子役で出演している小倉唯さんです。
現在はアーティストとしても大活躍している小倉さんの2枚目のシングルです。
まるでキャラクターたちが歌ってくれているかのような雰囲気と、「変猫」の世界観を描いたような歌詞と曲調が、とても可愛らしい2曲。
今も尚、色あせない名曲のアニソンで何度も聞きたくなるような楽曲です。