人気ゲーム会社「Key」が作成した恋愛アドベンチャーゲーム「CLANNAD」のアニメ作品、その第2期の題目が「CLANNAD AFTER STORY」となっています。
その第2期となるアニメ「CLANNAD AFTER STORY」では、主人公・岡崎朋也が高校3年生となり、進路や将来について悩み始めています。
主人公のみならずヒロインや友人たちの悩める日々、そして実際に卒業し成長していくストーリーとなっています。
この記事では、アニメのあらすじと最終回ラストの結末、解説を紹介しています。
CLANNAD AFTER STORYのあらすじ
泣きゲーと呼ばれる所以
二学期からストーリーは始まります。
三年生でみんな進路のことで悩みます。
朋也と渚は恋人同士にはなりましたが、朋也は将来が見えないまま日々を過ごし、焦りを覚えます。
また、友人春原陽平がフラフラしているのとを心配した妹の芽衣に、安心してもらおうと朋也は色んな協力をします。
そして、妹がサッカー部への復帰を頼んだ時に、部員からあまりにも理不尽な対応をされ、陽平は綺麗さっぱりと身を引くことでさっぱりし、それで妹も安心するのです。
渚は就職するつもりでしたが、ある日突然熱を出して寝込んでしまいます。
昨年も同じように熱が出て留年していた渚ですが、今年も同じように熱が下がらず、もう一度留年することになってしまいます。
一方岡崎朋也は電気工で働きはじめ、アパートを借ります。
仕事は厳しく、辛い出来事もあっても、渚の存在で乗り越えられたのです。
そして、朋也は渚に、結婚しようとプロポーズし、二人は結婚します。
やがて、渚の妊娠が発覚、渚は体が弱いので出産はかなり危険だという事実が判明しますが、渚は出産を選びます。
そして、娘・汐を出産、ところが、すぐ後に渚は息を引き取ってしまったのです。
自分と出会ったために渚が死んだと、絶望した朋也は、渚を失った悲しみから抜け殻のようになってしまいます。
娘の汐も渚の両親に預けたまま、惰性で日々を過ごします。
やがて、五年の日が経ちます。
ある日、汐と二人で朋也の祖母の家に行きます。
そこで、父の話を聞き、やがて心の整理が出来た朋也は、汐に父として接することを決めます。
渚を失った悲しみからようやく立ち直って、二人は親子として日々を過ごすのです。
そうして二人の幸せな日々が訪れたかのように思えた矢先、渚と同じ謎の病で汐は倒れてしまうのです。
最終回ラストの結末
汐は数か月という長きにわたり病気で寝込み回復の兆しもなく、朋也はノイローゼになるほど弱ってしまいます。
そんな中汐は「旅行に行きたい、いま、パパとふたりでいきたい」といいます。
病気が治ってからと一度は断る朋也ですが、死期をさそったのでしょうか。お花畑に行くことを了承します。
雪の中、自分の力で歩く汐でしたが、やがて朋也の腕の中に倒れこみます。
「パパ、だいすき…」
そう言って目を閉じます、そのまま息を引き取ってしまいます。
絶望の中、朋也も同じくその場に倒れ込んでしまいました。
突然場面が変わり、幻想世界へ入って行きます。
そこで、少女から「人の願いを叶えて光の玉を集めると願いが叶う」という話を聞きます。
やがて、もう一度現実世界へと戻ってきた時、再び学校へと続く坂道の下で立ち尽くす渚と出会う場面でした。
そして、朋也は、ここで出会わない方が良かったんじゃないかと考え、思案します。
しかし、幻想世界のことを思い出した朋也は渚に声をかけます。
そして、彼女を抱きしめて、出会えて良かったと言います。しかし、渚は、私と出会えたことを後悔しないでほしいとお願いをするのでした。
すると、光の玉が街を駆け巡って、汐が産まれたその時間にまた戻ってきます。
そして、今度は渚が死んでしまうこともなく、汐が病気に倒れることもなく、三人は幸せな日々を過ごしていくのでした。
CLANNAD AFTER STORYのアニメの評価
CLANNADは人生という言葉
CLANNAD視聴後、多くの人が「アニメでこんなに泣いたのは初めて」と言いますよね。
キャラクターたちの葛藤や成長していく様子がリアルで、感情移入してしまい涙なしでは見られません。
恋愛アドベンチャーゲームが原作ですが、その当時から「泣きゲー」として有名でした。
「CLANNADは人生」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
CLANNADは主人公・岡崎朋也の人生を描いていると、原作者の麻枝准氏やアニメ監督・石原氏もおっしゃっています。
アニメ視聴後、朋也の人生を見届けると、「CLANNADは人生」と思わず言いたくなってしまいます。
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幻想世界って何?
アニメCLANNADで、幻想世界の少女という謎のキャラクターが出てきます。
主人公・朋也たちの暮らす世界とは別の「幻想世界」にたった一人で住んでいるとされています。
幻想世界とは様々な可能性が存在する世界で、幸せの光・光の玉が集まる場所とされています。
これはあくまで考察的な意見ではありますが、幻想世界の少女は町の意識の擬人化と考えられているようです。
また、幼少期に渚が命を落としかけ一命をとりとめた際に町と渚が一体化し、幻想世界が生まれます。
渚の持つ幻想世界は汐が生まれたことにより引き継がれたのです。
幻想世界の少女は汐だという説が濃厚のようです。