涙なくしては見られない、というのはこの作品のことでしょうか。監督で、主役のグイドを演じるロベルト・ベニーニが、家族のために、嘘をつく、そのシーンが脳裏から離れることはないでしょう。
この作品は第二次世界対戦中のユダヤ人が迫害を受けている時代のユダヤ系イタリア人の家族の物語です。まるで実話であったかのようですが、どこまでも実話に近い作品です。
この記事では、映画のあらすじと監督とキャストのことを紹介しています。
人生を無駄にしては、いけない、そんなメッセージが迫ってくる名作です。

ライフイズビューティフルのあらすじ
必死に子供を守る父の姿
時代は第二次世界大戦中のイタリア北部ユダヤ系イタリア人のグイドというが友人とともにやってきました。
彼はそこである女性に一目惚れしてしまう、小学校の教師のドーラという女性です。
猛烈なアタックの末にそのまま事が運び彼らは結婚することになります。そして二人の間に男の子をもうける、名前はジョズエです。
しかしそんな幸せも長くは続きませんでした。
第二次世界大戦が激化し、ナチスによる迫害が始まってしまったのです。
強制収容所に送られるためジョズエとグイド達とドーラは引き離されてしまうのです。
ジョズエがそのことを嫌がり言うことを聞きませんでした。
そこでグイドはジョズエに対して「これはゲームで、ジョズエが泣いたり、言うことを聞かなかったら減点されてしまう、もしいい子にしていれば加点される、1000ポイントになれば戦車にのってママに会えるよ」
こう伝えました。
強制収容所での生活はとても厳しいものでしたがユーモアあるグイドのおかけでジョズエもなんとか生活していきます。
毒ガスでの虐殺時では、ジョズエのわがママにより運よく二人とも助かります。
第二次世界大戦がようやく終結しドイツは敗戦、ナチスが撤退したのをみて、グイドとジョズエは逃げ出しました。
そしてドーラを探しにいく途中に残党のナチスに見つかってしまいます。
その時、グイドはすぐさま近くにあったゴミ箱にジョズエを隠します。
そして、ジョズエが蓋を少し開け覗き込んだ時、グイドはジョズエが怖がらないようにとパントマイムのような喜劇を小さく行います。
しかしグイドの背中には実は銃が突きつけられていました。
最後ラストの結末
それは悲しくも彼の最後の姿となってしまいました。
ドイツ兵が去った後、外へ出ることができたジョズエは、そこでアメリカ軍の戦車を見て歓喜の声を上げます。
そして、戦車に乗せられたジョズエは生きているドーラに出会うことができ、母子は感動の再開をしたのでした。

ライフイズビューティフルの評価
グイドの性格
主演などがアカデミー賞を受賞するなどこの映画の評価はかなり高いです。
やはりこの映画は陽気なグイドがどんなに厳しい状況であっても、笑顔を絶やさず、必死に子供を守ろうとする、親子愛だったりが評価の高い理由です。
監督のこの映画のメッセージである「意思というものさえあれば人生は美しくなるのだ」というメッセージがこの映画にハッキリと描写されているのもこの映画の評価が高い理由の一つです。
ライフイズビューティーの監督
イタリア出身の監督ロベルト・ベニーニによる作品です。
彼はイタリアのコメディアンで俳優でもあるんですね。
ライフイズビューティフルでは主演のグイド役を演じてアカデミー主演男優賞など沢山の賞を総なめにしていきました。
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公私ともに
グイド役兼監督のロベルト・ベニーニはもともとコメディアンだったこともありこの作品の最初の部分はコメディ調で描かれています。
また、作中で沢山の面白おかしい行動をするのも、ロベルトがもともとコメディアンだったからです。
またグイドの妻のドーラ役のニコレッタ・ブラスキはロベルトのプライベートでもパートナーです。
