鬼滅の刃、普通のスクリーンで見ますか、それとも少し高いですけど、IMAXのスクリーンで見ますか?
実は、このIMAXで見た映画は、普通に見るのとは、全然違うという意見が多いのです。
なぜなら、IMAXはとてつもないハイテクの塊なんです。映像もサウンドもすごい機器を使っているのです。
この記事では、IMAXの歴史、IMAXの種類、普通の映画との違いを紹介しています。
結論としては、鬼滅の刃は、IMAXで見るのがオススメということでしょうか。
IMAXの歴史
はじまりは50年前
約50年前、カナダにある「マルチスクリーン社」が新しい企画の動画フィルム及び映写システムをp発表しました。
特徴としては、
・1コマに使うフィルムの面積を70㎜(通常は35㎜)と広くする
・撮影には専用のIMAXフィルムカメラを使いる。
しかし、カメラが大型で、機材が非常に高価なため、ほとんど使われなかったようです。
その後、フィルムを必要としないIMAXデジタルカメラもできますが、解像度が2〜4Kしかなく、フィルムの8K以上とは明らかに違いがありました。
さらに、いくら美しい映像で作っても、上映する設備がないと無意味でした。というのは、IMAXフィルムのアスペクト比が1.43:1だったので、一般的なシネスコープ方式の映画館のスクリーンの2.35:1とは異なるので、画像の上下が切られてしまったのです。
IMAXデジタルカメラに合わせたスクリーンサイズがアスペクト比は1.90:1でIMAXデジタルシアターでも、フィルムカメラの映像合わずに上下が切られてしまうのです。
要するに、本来のIMAXは日本ではほとんど楽しめないということですね。
現在、日本の映画館でIMAXと言っているのは、次のようなものです。
・IMAXフィルムで撮影した映像からデジタルデータ出して、専用プロジェクターで上映する
・IMAXデジタルデータの映像をそのまま上映する
・IMAX以外の一般的なフィルムやデジタル映像をIMAXフォーマットに変換して上映する
こうなると、IMAX上映!と言っても、どれかわからないですね。
スクリーンだけではIMAXではない
映像・音響・空間も専用
現在のIMAXは「IMAXデジタルシアター」、「IMAXレーザー」、「IMAXレーザー/GTテクノロジー」の3つのことを言います。
昔の映画やアニメをIMAX化した、というのは、「IMAX DMR」といいます。これは、映画の音響、彩度、コントラスト、明るさなどを高い精度で調整して、IMAXフォーマットにリマスタリングしています。
・IMAXデジタルシアター
シアターの空間全体を独自に設計しています。映像は明るく鮮明な2K、2台の2Kデジタルプロジェクターを使って、従来より1.6倍も明るく鮮明な映像を投影します。
5chサウンドシステムで重低音から、ささやき声、迫力ある音も独立した5つのチャンネルから流れるので、映画を何倍も楽しめます。これらはどの座席からも楽しめるように調整されているそうです。
・IMAXレーザー
IMAXデジタルシアターの上映設備をアップグレードしたものです。映像も2Kから4Kへ。4Kレーザー投影システムを採用して、より鮮やかで明るく、コントラストの深い映像になっています。
音響も5chサウンドシステムから12chへアップしています。 サイドスピーカーとオーバーヘッドスピーカーを新たに設定しています。そのためパワフルでより臨場感のあるサウンドになります。
・IMAXレーザー/GTテクノロジー
現在の日本における最高レベルのIMAX上映設備です。IMAXフィルムと同じ1.43:1サイズで上映するので、高さ約18m、横幅は約26mという巨大スクリーンになります。
映写機もパワーアップ、4Kツインレーザープロジェクターというものになっていて、目の前に映画の世界が広がります。
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実際に見るのが一番納得できる
IMAXと一口にいっても、フィルムやデジタルなど撮影方法によっても大きく変わることがわかったでしょうか。
上映設備の差もあるので、実際に見るIMAXがどれなのか、気になりますね。
最後は、実際に映画を観て、その違いを体感することが一番かもしれません。