秒速5センチメートルの3つの話、最後ラストの結末、聖地は岩舟駅! | MITU-Screen
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秒速5センチメートルの3つの話、最後ラストの結末、聖地は岩舟駅!

アニメ映画「秒速5センチメートル」はノスタルジックな作風が有名な新海誠監督が2007年に作った作品です。

短編3本によって作られている映画で、全部で63分となっているんですね。

淡々と進んでいく物語に、自分を投影して切なくなった人も多いのではないでしょうか。

この記事では、映画のあらすじ、キャラと声優、そして、アニメの舞台になる各地のことを紹介しています。

これを機会に動画配信でアニメを見直してみるのもいいのではないでしょうか。

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秒速5センチメートルのあらすじ

3本の短編映画

物語の主軸となる少年の名前は遠野貴樹くんです。

彼を中心とした小学生~大人になるまでの過程を3本の短編で物語が作られています。

・桜花抄(おうかしょう)

主人公である遠野貴樹くんと、篠原明里ちゃん。このお話では2人の小学生~中学生時代のお話が主になっています。

2人はどこか似たような雰囲気をしており、クラスメイトにそのことをからかわれたりしながらも次第に惹かれあうようになっていきます。

しかし小学校卒業を境に、明里は父親の仕事の都合で栃木に転校することになってしまいます。

貴樹が中学生になって半年が過ぎたころ、栃木にいる明里から手紙が届き2人は文通を通じてさらに仲良くなっていくのです。

しかし中学1年生の終わりころ、今度は貴樹が鹿児島に引っ越すことが決まってしまします。

もう二度と会えなくなってしまうと思った貴樹は、栃木にいる明里に会いに行きますが……

桜花抄の最後ラストの結末

貴樹は明里の最寄り駅を路線図で調べて、駅の待合室で会う約束をしました。

電車の中で貴樹は明里の転校が決まったときの電話で、一緒の中学校へ行けないことを謝る明里にもういいと繰り返していたことを思い出していました。

大宮行きの電車が雪のため遅延します。

そして、その先の電車も遅れてしまい、不安になった貴樹は、明里から電話が来た日に優しい言葉をかけられなかったことを悔やみます。

彼女から手紙が来たのは半年後だったのです。

やがて、雪の中、電車は到着します。約束の時間は過ぎていたので、貴樹は明里が家に帰っている事を願います。

しかし、11時を回った駅舎で彼女は待っていました。

そして、二人で明里が作ってきたお弁当を食べ、駅舎から外へ出た二人は、雪が降る中キスをしました。

二人は畑の納屋でひとつの毛布にくるまって、一晩中話をして過ごします。

いつの間にか眠りに落ちて、貴樹は朝、電車に乗って帰って行きました。

貴樹は明里へ手紙を書いていましたが、渡す事はできず、明里も手紙を書いていたのに、やはり渡さなかったのです。

貴樹は明里を守れるだけの力が欲しいと願うのでした。

・コスモナウト

この物語では、貴樹が鹿児島に転校してからのお話になっていきます。

主軸となっていくのは澄田花苗さんです。

中学2年生のころに鹿児島に引っ越してきた貴樹に恋をしてしまった花苗。

高校3年生までその思いを秘めていましたが、その思いはいまだに伝えることが出来ないまま、自分の進路も決められず、趣味であるサーフィンも波の上に建てないというスランプに陥ってしまいます。

しかし、自分のできることをひとつづつ行ったことでスランプを脱却し、無事に波に乗れるようになります。

貴樹に告白するのは今しかない!と貴樹に自分の思いを告げようとする花苗ですが……

コスモナウトの最後ラストの結末

いつものようにコンビニで寄り道をしていると、通学に使っている花苗のバイクの調子が悪くなってしまいます。

そのために、二人で歩いて帰ることになります。

告白しようと決めていた彼女でしたが、あくまでも優しく接する貴樹に対して、お願いだから優しくしないでと歩きながら泣き出してしまうのです。

その二人の後ろをロケットが飛んでいきました。

そして、花苗は貴樹が自分を見ていないことに気がつきます。そして何も言えなくなってしまったのです。

彼は優しいけれど、ずっと遠くの何かを見ている、そう思った花苗は泣きながら眠ったのでした。

・秒速5センチメートル

社会人となった貴樹くんのお話です。

社会人となって高みを目指そうともがいていましたが、それが何なのかわからずにただ仕事に追われてしまう毎日。

付き合っていた女性からは「1000回メールしても、心は1センチくらいしか近づけなかった」と言われてしまいます。

貴樹も自分自身の葛藤から、若き迷いで会社を辞めてしまいます。

秒速5センチメートルの最後ラストの結末

中学時代のあの明里に会った日から、ずっと貴樹の心は彼女の姿を求めていたのです。

ある日踏切で電車を待っていると、前方から明里に似た女性が歩いてきます。

しかし、通り過ぎた電車の踏み切りの向こう側に彼女を確かめることは出来ませんでした。

そして、貴樹はそれを見て柔らかな表情を浮かべるのでした。

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キャラクターと声優さん

物語のメインは3人だけ!

・遠野 貴樹(とおの たかき)

この作品を通した主人公です。

小学校3年生のころ世田谷にある学校に引っ越してきて、1年後に同じく転校生である明里と出会います。

図書館で本を読むのが好きで、おとなしいタイプ。

クラスメイトに明里との関係をからかわれた時は、堂々と明里を守る強さも持っています。
声:水橋研二
スターダストプロモーション所属の俳優です。真田丸/フランシスコ吉役や56年目の失恋/西島一雄役などに出演しています。

・篠原 明里(しのはら あかり)

貴樹の初恋に当たる少女で、両思いでした。

小学校4年生のころ転校してきて、貴樹のクラスメイトになります。

同じように本を読むことが好きで、親しくなっていきます。

内向的な性格のため、クラスメイトにからかわれた時に何も言えなくて泣いてしまった自分を助けてくれた貴樹に対して、淡い恋心を持つようになります。
声:近藤好美
元スペースクラフト所属のモデルです。2002年にラブベリーの専属モデルオーディションにて審査員賞を受賞、そこから大抜擢され、この役を勝ち取ることとなります

・澄田 花苗(すみだ かなえ)

「コスモナウト」の主人公です。

中学2年生のころ転校してきた貴樹のほかの人と違った雰囲気から恋に落ちてしまいます。

高校も貴樹と同じところに行きたいと思い、必死に勉強して合格しています。

非常に一途で、スランプに陥ってからもガムシャラに頑張っていける強い女性です。
声:花村怜美
ATプロダクション所属の女優・声優です。・東京ぐにちゅーど8.0/小野沢未来役・逆転裁判6/綾里真宵役などに出演しています。

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秒速5センチメートルの聖地

各地に聖地が!

この物語は「東京~栃木~鹿児島~東京」と移り変わっていきます。

そのため各地に聖地があるのです!!

・東京編

貴樹くんが明里に会いに行く電車では、東京・JR新宿駅からのスタートとなっています。

そこから小山駅、そして岩舟駅が2人が出会った駅になっています。

小山駅~岩舟駅は都会の喧騒とは違って、素敵な風景が広がっています。

新宿から行くとビルが多いところから、草花が多い地域になっていくので窓の外を見ているのが非常に楽しいです。

岩舟駅では2人が話しているシーンなどもあるので、ぜひ行った際は物語を再現してみてはいかがでしょうか?

・種子島

2話目であるコスモナウトの聖地になっています。

貴樹くんと花苗ちゃんが通っていた学校は「種子島中央高校」がモチーフになっています。

そして花苗ちゃんがサーフィンをしていた海は中山海岸というところです。

海が非常に綺麗で、同じようにサーフィンをされている方が多くいらっしゃいます。

・アイショップ石堂店

ここは2人が帰り道によく寄り道をしているコンビニです。

高校からも近い場所なので、足を向けてはいかがでしょうか。

ここでとあるものを買うのが一押しですよ!

見ている人によって感想なども変わってくる作品になっています!

一度見ただけではわからない伏線なども存在しているので、見終わってから自分なりに考察などしてみてくださいね。

新海誠さんが書いているだけあって、本当に風景なども綺麗です。桜の時期や夏に見たくなる作品と言えそうです。

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