ミツバチのささやきのラストの結末、となりのトトロの元になったわけ | 宝物のような場面とストーリーたち

ミツバチのささやきのラストの結末、となりのトトロの元になったわけ

映画『ミツバチのささやき』は、『となりのトトロ』のもとになった作品と言われています。

1973年にスペインで公開された映画で、フランシスコ・フランコによる独裁政治が終了する数年前に製作されました。

独裁政治が始まるスペイン内戦の終戦直後の1940年が舞台となっており、内戦後の政治に対する批判が含まれています。

そんな時代の中でも、純粋な心を持って成長して行く少女の姿を描いています。

73年のサン・セバスチャン映画祭でグランプリを受賞し、シカゴ映画祭でもシルヴァー・ヒューゴ賞を受賞しました。

この記事では、映画のあらすじ、ラストの結末の部分、感想と評価を紹介しています。

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映画のあらすじとラストの結末

幼い少女アナと精霊

スペインのとある小さな村に「フランケンシュタイン」の巡回映画がやってきました。

6歳の少女アナにとってその映画はとても謎めいたものだったので、イザベラに真相を聞き出そうとします。

姉のイサベラは、映画は嘘の話だからフランケンシュタインは殺されていない、そして精霊は村外れの一軒家に隠れていると教えます。

アナはそれを聞いて信じ込み、好奇心から村外れの一軒家を一人で見に行くようになりました。

そんなある日、彼女がその家を訪れた時、一人のスペイン内戦で傷ついた負傷兵を発見し、介抱することになります。

アナはしばらく脱走兵をかくまっていましたが、その脱走兵はアナの行いもむなしく見つかってしまい、その場で射殺されてしまうのです。

その遺体はアナたちが映画を見ていた公民館へ運ばれていきます。

アナは兵士の死をきっかけに、現実から再び幻想の世界へと入り込んでしまいます。

父親のフェルナンドも、懐中時計のオルゴールやミツバチの巣箱を眺めることで、心の傷を癒そうとするのでした。

監督とキャスト

絶賛された表現

・ヴィクトル・エリセ

生年月日:1940年6月30日(80歳)
出生地:スペイン

本作品の監督を務めたのは、ヴィクトル・エリセです。
映画学校でいくつかの作品を制作した後、映画監督としての資格を取得しました。

すぐに監督デビューはできず、しばらくは映画雑誌に批評やエッセイを書いていました。

67年に他の監督のシナリオを何本か執筆し、68年のオムニバス映画「Los Desafios」の一編で劇監督デビューを果たしました。

73年の本作品「ミツバチのささやき」が長編映画の第一作目となりました。

83年には長編第二作「エル・スール」の脚本と監督を務めました。本作品と同様に、少女の成長をテーマとした作品です。

・アナ・トレント

生年月日:1966年7月12日(当時7歳)
出生地:スペイン

主人公のアナを演じたのはアナ・トレントです。

当時7歳で本作品「ミツバチのささやき」に主演したアナ・トレントはその可愛らしいルックス、演技や存在感を絶賛されました。

本作品ではラテン・エンターテイメント批評家協会賞 映画部門 最優秀女優賞を受賞しています。

そして1976年、カルロス・サウラの『カラスの飼育』でも、多感な少女を演じ、大きなインパクトを残しました。現在でも多数のスペイン映画に出演しています。

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感想と評価

ノスタルジックな中に独裁に対する批判

主人公のアナという少女がとにかく可愛いです。そして、映画の雰囲気が全体的に暗く病んでいるのですが、そこもまたいいですね。

あまり登場人物の台詞が多くなく、また喋っていてもなぜかささやくように喋っているので、とても静かな映画でした。

静かな映像でストーリーが刻々と展開していき、ハラハラするシーンが多くて飽きません。

フランケンシュタインの映画も少し映されていましたが、なかなか衝撃的でした。大人が見ても怖いので、子供にとってはもっと怖いかもしれないです。

子供の頃は現実と非現実の区別があまりつかないものなので、精霊の存在を信じているアナの気持ちはなんだか懐しいですね。
ぼんやりとノスタルジックな気持ちにさせてくれる映画でした。

トトロと共通しているのはどの辺りだろう?と考えながら観るのも面白いですね。

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