劇場版『名探偵コナン 迷宮の十字路』は、2003年4月に公開されました。
劇場版『名探偵コナン』シリーズとしては第7作目にあたります。
京都の観光地が数多く登場していることで話題になりました。
この記事では、アニメのあらすじとラストの結末、見どころ、聖地の紹介をしています。
名探偵コナン 迷宮の十字路のあらすじ
次々と巻き起こる事件
東京と大阪、そして京都で男性5人の連続殺人事件が発生します。
警察の捜査によると、殺害された5人は古美術品を狙う盗賊団「源氏蛍」のメンバーであることが判明しました。
同じ頃、小五郎とコナン、蘭と園子は、京都の山能寺に来ていました。
ここ山能寺では12年に一度見ることのできる秘仏が8年前に盗難事件にあっていたのです。
そして少し前に、秘仏を盗んだ犯人と思われる人物から秘仏のある場所を描いた奇妙な絵が届いたというのです。
奇妙な絵の謎を解明するべく、行動を開始するコナン。
しかし、途中で連続殺人の犯人と思われる人物に襲われ…?
その後も次々と巻き起こる事件。
果たしてコナンは、この事件の真相を解くことができるのでしょうか?
名探偵コナン 迷宮の十字路のラストの結末
ネタバレを紹介
犯人と思われる人物に襲われた後の夜遅く、平次は翁のお面をかぶった人物とその部下、そして人質にされた幼馴染の和葉と会うことになります。
平次の推理によりお面をかぶった人物の正体が、「源氏蛍」のNo.2の武蔵坊弁慶であることが発覚します。
弁慶は平次の持っていた、初恋の少女の物だと思っていた水晶玉を奪うために平次を襲っていたのでした。
そして仏像の隠し場所を聞いた弁慶は、和葉と一緒に平次を襲いかかりますが、和葉は平次が別人だと叫びます。
なんとその正体は、変装をした工藤新一だったのです。
コナンは、薬を飲んで、一時的に新一の姿になってやってきたのでした。
しかし思うように動けない新一は、すぐに追い詰められてしまいます。
それを助けたのは弁慶の弟子に変装し、紛れ込んでいた平次でした。
平次により逃げることができた新一は、薬の効き目が切れかける寸前、蘭と会ってしまいます。
しかし時計の麻酔針で眠らせコナンになる瞬間は見られずに済みました。
その後、弁慶の部下を倒していく小五郎と蘭、そして屋根の上では刀を使い、平次と弁慶が闘っていました。
コナンの手助けもあり、弁慶は取り押さえられ、駆け付けた警察により逮捕されることとなりました。
そして全員が京都から帰ろうと集まっている中、和葉は手毬歌を歌っていました。
歌詞を間違えて覚えていましたが、それは初恋のあの人が歌っている通りの歌詞だったのです。
その歌詞を覚えたのは、8年前、平次と京都に遊びに行ったときだったと言います。
そう、平次の初恋の相手はずっと隣にいた、和葉だったのです。
着飾った和葉だとは知らず恋をした平次は、「やっと逢えたっちゅうわけか」と呟くのでした。
そして、蘭も新一と会ったときに汗をふいてあげた汚れがハンカチに残っていたことに気付き、夢ではなく「やっと逢えたね」と思うのでした。
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ここを見逃すな!
本作では、服部平次が大活躍。推理はもちろんのこと、迫力のあるアクションシーンも見逃せません。
そして、数葉のことを守るシーンはファンでなくても、ドキドキしてしまうこと間違いなしです。
そして平次の初恋の相手も登場する事から、ヤキモチをやいてしまう数葉。
そんなシーンもとても可愛く、そして平次の淡い初恋物語にも注目です。
また、京都の観光地が数多く登場します。
コナンたちが訪れた観光地としては、京都タワー・清水寺・蹴上インクライン・南禅寺・鞍馬寺・梅小路公園・先斗町などが描かれています。
そして、京都の神社や駅・公園なども細かく再現されています。
名探偵コナン 迷宮の十字路の評価
視聴者の感想は?
本作の舞台は京都。次々と巻き起こる事件だけではなく、美しい京都の街並みも同時に愉しむことができます。
そして、倉木麻衣さんの担当するテーマソングもとてもマッチしています。
コナンや平次の迫力のあるアクションシーンもとても見応えがありますが、初恋の物語などロマンス要素もとても評価が高いようです。
アクションシーンだけではなく、キュンとするシーンも楽しませてくれるのはコナンシリーズならではかもしれませんね。