恋する惑星の映画のラストの結末、ロケ地のエスカレータが人気に! | MITU-Screen

恋する惑星の映画のラストの結末、ロケ地のエスカレータが人気に!

映画『恋する惑星』は1994年の香港映画です。

香港の九龍、尖沙咀にある雑居ビル・重慶大厦を舞台に、すれ違う男女の恋愛模様を描いた作品です。

ウォン・カーウァイ監督が、本作のプロデューサーでもあるジェフ・ラウと1992年に設立した製作会社、ジェットトーンの劇場公開第1作目の作品になります。

同社の第1作になるはずだった「楽園の瑕」の製作が中断している間に、即興的に撮影され、先に公開されました。

また、当初は3つのエピソードが描かれる予定でしたが割愛され、後にそのエピソードを元に「天使の涙」が製作されました。

舞台となった重慶大厦や中環の名物エスカレーター周辺は日本人観光客の人気スポットになりました。

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映画のあらすじ

警官223号の恋

香港。4月28日の夜、ある事件の捜査中だった警官223号は、人混みの中で謎の金髪女とすれ違います。

金髪女は麻薬ディーラー。九龍の雑居ビル「重慶大厦」で麻薬密売の支度をし、空港に向かいます。しかし取引相手は現れず、裏切られたことが判明します。

それから57時間後、バーで失恋の痛手を紛らわしていた223号は、入って来た金髪女の隣に座って話しかけます。

二人はホテルに行きますが、金髪女はすぐに眠ってしまいます。223号は夜明け前に彼女の靴を磨いてひっそりと部屋を出ます。

223号の誕生日、ポケベルに金髪女から祝いのメッセージが届きました。

その頃、金髪女は裏切った取引相手を銃殺し、金髪のカツラとサングラスを捨ててどこかへ去りました。

警官663号の恋

失恋の傷から立ち直った223号は、飲食店「ミッドナイト・エキスプレス」で、新入り店員のフェイとすれ違います。

6時間後、店の常連である警官663号がやってきます。

CAをしている恋人と破局したばかりの663号は、店のBGMに流れる「夢のカリフォルニア」を聴きながらフェイに話しかけます。

663号の元恋人は、の店主に663号宛ての手紙を渡していました。店主とフェイは手紙の中身を見てしまいます。中には663号の部屋の合鍵が入っていました。

フェイは合鍵を使って663号の部屋に忍び込むと、勝手に掃除や模様替えを行い、663号のお気に入りのぬいぐるみも交換し、寄りを戻そうとする元彼女からの留守電を消します。

663号はなかなか部屋の変化には気付きません。部屋が水浸しになっていたり、すり減った石鹸が新しくなっているのを見て、失恋の痛手から幻想を見ているのかと思っていました。

やがてフェイの気持ちにやっと気付いた663号は、フェイをデートに誘います。

ラストの結末

デートの待ち合わせ場所は「カリフォルニア」でした。

雨が降りしきる当日に、663号は待っていましたが、いつまで経ってもフェイは来ません。

現れたのはの店長で、フェイから手紙を預かっていました。フェイは前から行きたかったカリフォルニアに行ってしまったようです。

捨てようと思った手紙を開くと、日付が1年後の搭乗券が入っていました。

それから1年後、CAに転職していたフェイは店を訪れました。

カウンターにいたのは663号でした。663号は警察を辞め、店長から店を譲り受けていました。663号はフェイにあの時の搭乗券を見せ、「こんな搭乗券で乗れるか?」と言いました。

フェイは新しい搭乗券をナプキンに書き始め、「どこに行きたい?」と663号に聞くと、彼はこう答えました。「君の行きたいところ」

監督とキャスト

・ウォン・カーウァイ

生年月日:1958年7月17日 出身地:中国/上海

本作の監督を務めたのは、ウォン・カーウァイです。

五歳のときに香港へ移住し、香港理工学院へ入学しました。卒業後はテレビの現場を経験し、脚本家として映画界デビューしました。

88年「いますぐ抱きしめたい」で監督を務め、主演のアンディ・ラウを一躍大スターにしました。

ラテン・アメリカ文学を彷彿させる、不思議な浮遊感やタイム・リミットへのこだわりが特徴的です。

代表作に、本作「恋する惑星」や「天使の涙」「ブエノスアイレス」「花様年華」などがあります。

・トニー・レオン

生年月日:1962年6月27日 出身地:中国/広東省

6歳で父親が家出し、幼い妹の面倒を母に代わって見ていました。18歳でTVBの俳優養成所に入所します。

TVを中心に活躍し、86年の「チョウ・ユンファの 地下情/追いつめられた殺意」あたりから注目されました。

そして次第に演技派としても認められ、89年「悲情城市」で世界的に有名になりました。

その後、本作「恋する惑星」で香港電影金像奨、主演賞を受賞しました。

また「風にバラは散った」に続いて「ハード・ボイルド/新・男たちの挽歌」で再び香港電影金像奨の助演賞を受賞しましたが、「主演と助演の区別が明確でない」として拒否しました。

2008年、長年のパートナーだった女優カリーナ・ラウと結婚しました。

・フェイ・ウォン

生年月日 :1969年8月8日 出身地:北京

高校を卒業後香港へ移住し、歌を習い始めました。その歌の先生に勧められ、シネポリー・レコードのオーディションを受け、合格しました。

1989年にShirley Wong(シャーリー・ウォン)の名で歌手デビューを果たしました。

「Coming Home」の収録曲 「容易受傷的女人」(邦題:「傷つきやすい女」中島みゆきが作詞・作曲した「ルージュ」のカヴァー)は爆発的ヒットを記録しました。

1994年には初めて母語である北京語のアルバム 『迷』(邦題:恋のパズル)を発表し、台湾、東南アジアへの進出を果たしました。

主な活動拠点は香港で、ギネスブックにも「広東語のアルバム累計売り上げ」で世界一と認定されており、愛與痛的邊緣など大ヒット曲にも恵まれ、香港では第二のテレサ・テンとも呼ばれています。

日本ではプレイステーション用ゲームソフト『ファイナルファンタジーVIII』の主題歌「Eyes On Me」を歌いました。

「Eyes On Me」は50万枚の売り上げを記録し、オリコン総合シングルチャート最高位9位(洋楽チャートでは19週連続1位)を記録しました。

・金城武

生年月日:1973年10月11日 出身地:台湾/台北

日本人の父と台湾人の母の下に生まれました。中学までは日本人学校で学び、高校からアメリカン・スクールに通ったことから日本語、台湾語、北京語、広東語、英語と5カ国後が話せます。

この頃CM出演をきっかけに芸能の世界に入り、92年に歌手デビューしました。93年には香港映画「ワンダーガールズ東方三侠2」で映画デビューも果たしました。

そして翌年「恋する惑星」で一躍スターになりました。日本では97年から活動を始め、98年のTVドラマ「神様、もう少しだけ」でブレイクしました。

98年の「不夜城 SLEEPLESS TOWN」もヒットしました。

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見どころと感想

フェイの変わったアプローチ

全体的に独特な雰囲気があってとてもいい映画でした。

見どころはフェイが663号の部屋に忍び込んで勝手に模様替えをしてしまうシーンですね。現実的に考えたらストーカー行為ですが…。この映画の雰囲気だとかわいい行為に見えてきます。

そのことになかなか気づかない663号もとてもおもしろかったです。

全体的にシリアスな雰囲気なのに結構コメディなシーンも多くて何度も笑ってしまいました。

やっと恋が叶いそうな時に、1年後の搭乗券を残してフェイがいなくなるというのも印象的でした。

最後はまた二人が出会ってハッピーに終わるのもとても良かったです。

ちなみに金城武が出てくる前半はわけがわからない感じでした。

恋愛ドラマ…ってほどでもなかったですがただインパクトだけはすごく残りました。作り手は何を伝えたかったのでしょうか…。

前半と後半との共通点は失恋した男が後に癖の強い女に出会うというところでしょうか。作者の経験に基づいているのでしょうか。とてもおもしろい映画でした。

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