『ブレードランナー』は 1982 年に公開されたアメリカ映画で、動画配信されているのは『ブレードランナー』の編集版だそうです。
実は、ブレードランナーはリドリー・スコット監督のこだわりによって、4回も編集されたそうです。
この記事では、あらすじとキャスト、そして、原作の小説を紹介しています。
SFが好きな人にとっては、たまらない、最高の映画だと思います。
ブレードランナーとはどんな映画なのか?
斬新な舞台設定
『ブレードランナー』は SF 好きの血が騒ぐ、「アンドロイドと人間の戦い」を描いた作品です。これぞ SF アクション映画の王道と言えるでしょう。
UFO のような外観のパトカーが、未来の LA 上空を飛ぶシーンが楽しいです。
日本の新宿歌舞伎町もイメージしているらしく、日本女性が巨大スクリーンに映されている飛行船が街を飛んでいたり、日本のラーメン屋台があったりします。
アメリカと日本の文化が混ざり合っている、街の風景が、なんとも摩訶不思議なワールドを作っています。
監督が、日本好きなのでしょうか。話の節々に日本語が出てきたりと、アメリカ映画ながらも日本が感じられる作品です。
ブレードランナーのあらすじ
人間とレプリカントの戦い
物語は、主人公のデッカードという警察官が、レプリカント(アンドロイド)を捜索するところから始まっていきます。
レプリカントはタイレル社が発明した、人造人間です。
労働をさせるために、と人間のエゴで作られました。レプリカントの寿命はたった4年しかありません。ずっと、人間の奴隷として生きるのです。
不幸なことに、感情や埋められた記憶もあるため、自分のことを人間と思っていたり、自分がレプリカントとわかっていても、人間と同じように長く生きることを望んでしまったりと、とてもかわいそうな存在です。
そして勝手なことに、レプリカントは人間から危険な存在と恐れられ、警察に追われて解任されることになってしまいました。解任とは殺害ということです。
デッカードは解任する立場でありながらも、タイレル社の秘書である、レプリカントのレイチェルと恋に落ちてしまいます。
最後ラストの結末
その後、「自分を作ったタイレル社の社長に会いたい。」という最強レプリカント、ロイが登場します。
ロイは社長の息子を脅して社長に会いに行き、「寿命を延ばしてほしい。」と頼みますが、「寿命は延ばせない。」と答えられ、その場で社長を殺害し、息子も殺害してしまいます。
そして最後、デッカードは社長の息子の家に乗り込み、ロイの恋人のような存在だったレプリカントを解任します。
怒ったロイはデッカードに攻撃し、熾烈な争いが繰り広げられます。
ですが、逃げている時にビルの屋上から落ちそうになったデッカードをなぜか助け、ロイは降りしきる雨の中、「思い出は時間と共にやがて消える。
雨の中の涙のように。死ぬ時が来た。」と名台詞を残して、死を迎えます。
ブレードランナーのキャスト
魅力的な俳優陣
主人公のデッカードを演じたのは、あの大人気映画、スター・ウォーズにも出演していた、ハリソン・フォードです。
『ブレードランナー・ファイナルカット』の続編として、『ブレードランナー2049』が 2017 年に公開されました。
この2つの作品を見比べると、ダークな雰囲気が共通している世界観でありながらも、やはり続編の方は映像がかなり進化していて、時の流れが感じられます。
この『ブレードランナー・ファイナルカット』、『ブレードランナー2049』と両方出演しています。
後に、監督の口から、デッカードもレプリカントであると言われていますが、当時彼は人間のつもりで演じていたとのことです。
こうなってくると、誰が人間で誰がレプリカントなのかもはやわからなくなってきてしまいます。個人的に、デッカードは人間であってほしいと思っています。
デッカードと恋に落ちるレプリカントを演じたのは、ショーン・ヤングです。
この作品で一躍有名になったそうです。
とても綺麗な人ですね。『ブレードランナー2049』では、CG で登場しますが、CG とは思えないほどの美しさでした。
そして、レプリカントのリーダー、ロイを演じたのは、『バットマン ビギンズ』にも出演している、ルトガー・ハウアーです。
レプリカントのリーダーとして戦い抜き、死んでいった姿はとても印象的であり、悪役でありながらも、正義を感じさせるようなロイ役が彼の雰囲気にぴったりとはまっていました。
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SF 界の名作
『ブレードランナー』の原作は、「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」です。
作者のフィリップ・K・ディックは他にも SF 関係の名作を残し、映画化されているそうです。
映画は原作とは内容が変わっているそうなのですが、是非読んでみてください。