作者の出身地である山形県を舞台とした、SFオカルト漫画が原作です。
2011年1月から4月まで全13話放送されました。
すべてが短編ストーリーで作られているオムニバス作品です。
原作漫画終了後、なんと10年以上経ってからのファン待望のアニメ化されました。
長年愛され続けている作品であることが伺えますね。
アニメ版レベルEの概要とあらすじ
謎の自称宇宙人の男との出会い
野球が有名な高校へ入学する事をキッカケに、山形県で一人暮らしをすることになった、筒井雪隆。
引っ越したその日に、既に自身の部屋で勝手に生活をしている自称宇宙人と出会います。
自称宇宙人追い出そうとする雪隆ですが、行き場がない彼を追い出すことができず、一緒に住むことに。自称宇宙人の正体は、ドグラ星の王子であるバカ王子でした。
彼は宇宙一の天才と言われるほどの頭脳を持ちますが、性悪でイタズラが大好き。そして意地悪。
そんなバカ王子の周りに巻き起こる宇宙人に関するトラブルやイタズラに振り回されていく登場人物のストーリーを描いていきます。
レベルEのアニメは高評価
予想の付かない展開がおもしろい
個性的な内容と、毎度斜め上を行く展開から、隠れた名作と言われています。
オムニバス形式となることから気軽に見る事ができる上、テンポ良く進む物語はストレスなく鑑賞することができるとの感想も。
作画からホラー系のアニメにも思われる方も多いようですが、そのようなことはなく、ギャグ要素の強いアニメですので苦手な方も見て損はないはずです。
また、日本だけではなく海外からの評価も高いレベルE。
オチが予想外すぎて爆笑してしまった、バカ王子のキャラクターがおもしろすぎるなどと言った感想が多くみられました。
キャラクターと担当声優の紹介
クセのある登場人物たち
話の中心となるバカ王子と、振り回されてしまう残念な主要登場人物をご紹介します。
バカ王子
ドグラ星第1王子で、本名はバカ=キ=エル・ドグラ。
全宇宙規模の会議へと参加するための移動中に地球にやってきます。
宇宙一ともいわれる天才的な頭脳を持っていますが、人が真剣に悩んだり苦しんだりする姿を見るのが何よりも楽しみで意地悪にばかりにその能力を使っています。
王子にピッタリな声を演じていたのは浪川大輔さん。「ハイキュー!!」及川徹役などを演じています。
筒井雪隆
野球の為に山形の高校に進学することになった少年。
言動行動がたまに乱暴で、チンピラ扱いをされますが基本的にはお人好し。
そのため、いつも王子にからかわれてしまいます。
演技力の高さも評判の良い雪隆役の声優は「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」のオルガ・イツカ役などを演じている細谷佳正さんです。
クラフト隊長
ドグラ星王立護衛軍隊隊長で、王子の護衛歴は10年。
素直で真面目な性格で、王子の悪巧み対し真っ向から反対した初めての人物ですが、その反応が王子に気に入られてしまいイタズラの対象に。
そのため、王子に対してはキレやすくなっています。
王子との絡みに笑わせてくれるクラフト隊長の声優は、子安武人さん。「銀魂」の高杉晋助役の他数々の有名なアニメに出演されています。
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あの有名漫画家が手がける作品
原作者は有名漫画家、冨樫義博さん。
「幽☆遊☆白書」や「HUNTER×HUNTER」など大ヒット作品を生み出した、天才漫画家とも呼ばれている作者さんです。
原作は、「アシスタントを使わず一人で描いたらどうなるか」ということに挑戦した作品であるため、少年ジャンプでは異例の月1での連載となっていました。
そのため全3巻という少ない話数にはなっていますが、展開が読めない斜め上のストーリーに冨樫ワールドが詰め込まれている傑作ともいえる作品です。