映画「リトル・ミス・サンシャイン」は、2006年、アメリカで製作されたコメディタッチで家族が描かれたロードムービーです。
第19回東京国際映画祭で最優秀監督賞、最優秀主演女優賞、観客賞など3部門を受賞し、第79回アカデミー賞では、脚本賞と助演男優賞を受賞しているのです。
監督のジョナサン・デイトンとバレリー・フェリス夫妻は、ジャネットジャクソンやREMなどの音楽PVを手掛けての長編映画デビュー作です。
実は、この映画は800ドルの低予算で作られたコメディ映画だったのですが、結局、興行収入1億ドルの大ヒット作になったんですね。
この記事では、映画のキャスト、あらすじとラストの結末まで紹介しています。
ぜひ、動画配信で見ていただきたい作品です。
リトル・ミス・サンシャインのキャスト
一癖ある訳あり家族
・リチャード・フーバー:グレック
成功を実現させるセミナー講師です。グレック・キニアが演じています。
・シエリル・フーバー
フーバーファミリーのまとめ役 をトニー・コレットが演じます。
・フランク
空軍パイロットにあこがれ無口を通す役はステーブ・カレルです。
・グランパ
麻薬をやっている不良老人をアラン・アーキンが演じます。
・ドウェーン・フーバー
自殺未遂で病院に入院していました。役はポール・ダノです。
・オリーブ:フーバー
美少女コンテスト優勝を目指すぽっちゃり女子をアビゲイル・ブレスリンが演じます。
・リトル・ミス・サンシャインのあらすじ
訳あり家族の夢のロード トゥ カルフォルニア
美少女コンテストにあこがれるオリーブ。
「9ステッププログラム」という自己啓発セミナーを開催し、書籍化して勝ち組になりたいリチャード。
空軍のテストパイロットを目指すフランクは、崇拝するニーチェの真似をして「沈黙の近い」で、家族とも喋らず用事がある時は筆談で済ませます。
ゲイの恋人に振られ人生を悲観して自殺未遂をしてしまい病院で療養していたドウェーン。
退院後は、姉(シェリル)のもとで暮らすことに。フーバーファミリーの要は、リチャードの妻シェリル。
足に使っているユーノス・ロードスターは埃まみれで、洗車する暇もありません。
夕食はフライドチキンにスプライトの手抜き料理で、グランパに激怒されます。
そんなグランパは、麻薬中毒で老人ホームを追い出された不良老人。
そんな夕食中に、電話が鳴ります。
なんと、美少女コンテストの優勝者が辞退したためオリーブがコンテストに参加出来ることになりました。
コンテスト会場は、800マイルも離れているカルフォルニアです。
飛行機の費用がないことと家族を家に置いてはいけないことから家族そろってオンボロワーゲンバス(T2)に乗り込み800マイルの美少女コンテストへ参加する旅行に出かけるハメになってしまいました。
旅の途中で、ドウェーンは自殺の原因になった恋人に偶然再会し、グランパは麻薬で昇天してしまい、フランクは色盲であることが分かってしまいます。
オンボロワーゲンはクラッチもホーンも故障してしまい悲惨な状態に。しかし、家族そろって押し掛けすれば何とか走行可能。
オンボロワーゲンバスで、なんとか走り続けてコンテスト会場の受付に4分遅れで到着したファミリー。
果たしてオリーブは美少女コンテスト「リトル・ミス・サンシャイン」に出場できるのでしょうか、、。
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人生の勝ち馬と負け犬 ~ それでも人生は続く
美少女コンテストの出場者は、まるでバービー人形のようなスタイル抜群の子ばかり。
ぽっちゃり体系のオリーブには場違いであることを知る父(リチャード)と兄(ドウェーン)は、オリーブに出場をあきらめさせようとします。
しかし、母(シェリル)は娘(オリーブ)がコンテストのために日夜努力して来たことから結果がどうなっても参加させるべきであると言い、参加するかしないのかは本人に決めさせました。
オリーブは、「負け犬っていうのは、負けるのが怖くて挑戦しない奴らのことだ。」と言い放ち美少女コンテストに出場するのでした。
麻薬のやりすぎで昇天してしまったお爺ちゃん(グランパ)の振り付けダンスを披露したオリーブとフーバーファミリーは、予想もしない大喝采を受けるのです。
関係者が止めさせろとフーヴァーファミリーに言いに来ましたが、逆にフーヴァーファミリーのみんなもステージへとあがって一緒に踊り始めたのです。
その結果、一家は主催者側にひどく怒られてしまい、今後美少女コンテストにオリーヴを出場させないことを約束されてしまいます。
しかし、フーヴァーファミリーのみんなは晴れ晴れとした気持ちだったのです。
そして、リチャードはオリーヴに、きっとお爺ちゃんもお前を誇りに思っているよと伝えて、田舎の家へと帰るのでした。