カセットテープ・ダイアリーズの最後ラストの結末、感動の実話! | MITU-Screen
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カセットテープ・ダイアリーズの最後ラストの結末、感動の実話!

映画「カセットテープダイアリー」はイギリスの移民社会が舞台です。

ブルーススプリングスティーンの音楽が最初から最後まで鳴り続けて、それがカギを握る映画です。

主人公はイギリスの地方の町、ルートンで暮らすパキスタン系の高校生ジャベドです。町の中で受ける人種差別、保守的な父親との確執に悩んでいた彼が、ある日、ブルース・スプリングスティーンの音楽と出会います。

この記事では、映画のあらすじ、キャストと音楽を紹介しています。

ブルース・スプリングスティーンが好きなら、文句なしに楽しめる作品です。

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カセットテープダイアリーズの映画のあらすじ

音楽が物語を引っ張って行く

ルートンというイギリスの小さな町でパキスタン系の16歳の少年のジャベドは暮らしていました。

夏のアルバイトを終えて、彼は9月からハイスクールに入学しました。

幼なじみの少年マットは、日々を楽しんで青春を謳歌していました。それに対して、ジャベドは孤独な青春を送るだけでした。

町の人々の移民への偏見は根強く、自分の家には、パキスタン家庭の伝統やルールが重苦しく、抜け出しいのは山々。

古い慣習を押し付ける父親マリクには強い反発を感じてしまいます。

ある日、父親は長年勤めてきた工場の仕事から解雇されます。家庭の中に重苦しくのしかかる不安と戦うジャベド。

ところが、そんなある日、一生の友人にもなるループスと出会い、彼からブルース・スプリングスティーンの音楽が入ったカセットテープを渡されます。

そこには、モヤモヤをすべてぶっ飛ばしてくれる、衝撃の音楽が録音されていました。そして、ジャベドの世界は180度変わって行くのです。

最後ラストの結末

ジャベドの父親が解雇され、母親も姉も内職で働きづめで、父親は一層ジャベドに厳しく当たるようになりました。

ジャベドは逃げるようにループスから借りたカセットテープを聴き、ブルース・スプリングスティーンの歌で心の底から奮い立たつのでした。

ジャベドは彼の歌詞に勇気をもらい、次第に自分の言葉を表現するようになっていきます。そして、クラスメイトのイライザにアタックし交際します。

そんな時、ジャベドの詩がコンクールで最後の10人に選ばれて米国ニュージャージーの大学へ講習生として行けることになります。

ところが、姉の結婚式の移動中に父親が差別主義者のデモに巻き込まれ暴行されます。

その時、ジャベドはブルース・スプリングスティーンのチケットを買いに行っていたのです。

父親は大激怒し、チケットは破かれてしまい、ロンドンの大学進学も反対されて、希望を失ったジャベドは詩やエッセイに閉じこもって行きます。

ジャベドの卒業の日、優秀生徒として表彰されます。そして、生徒たちの前でエッセイを朗読している時、途中から入ってきたのは、関係がぎくしゃくしていた父親を伴った母と妹だったのです。

ジャベドは朗読の中で、ブルース・スプリングスティーンは自分の人生を生きろと言っているけれど、自分がいるのは家族のおかげだということを忘れてはいけないと言いました。

それを聞いた両親は涙をうかべ、息子を誇りに思い、父親ははじめてジャベドを認めるのでした。

その結果、父親とも和解し、ジャベドはマンチェスターの大学へ、ループスはレスターの大学へと進学します。

幼馴染みのマットはバンド活動をして、みなが夢に向かって動き出していくのでした。

ジャベドは、ブルース・スプリングスティーンと会う夢もかなえられ、いまもループスと交流があり、元気に活躍しているのです。

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カセットテープダイアリーの映画のキャストと音楽

印象に残る個性的な役者

ジャベド

ヴィヴェイク・カルラが演じます。

イギリスのスクリーン・インターナショナル誌で、将来有望な役者として名前があがりました。

SFスリラー『Voyagers(原題)』では、コリン・ファレルやタイ・シェリダンと共演しているそうです。

イライザ

ネル・ウィリアムズが演じるジェベドの彼女です。

イギリスでも最も期待されている若い俳優のひとりです。

2015年に、HBOのメガヒット・シリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」の作品の中で若かりし日々のサーセイ・ラニスター役を演じました。

ループス

演じるのはアーロン・ファグラです。

イギリスのテレビ作品で様々な役柄を演じて活躍しています。

マット

ディーン=チャールズ・チャップマンがジャベドの幼なじみを演じます。

HBOの大人気シリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」(13~16)の不運なトメン・バラシオン王役でブレイクしました。

物語のもう一つの主役の音楽

明日なき暴走(Born to Run)を聞いた瞬間に涙が流れたという、ブルーススプリングスティーンがもう一つの主役です。

生まれは1949年9月23日、ニュージャージー州フリーホールドです。

今やアメリカの国民的アーティストで、ロック界の「ボス(BOSS)」と呼ばれています。

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映画の原作は実話が元

原題:Blinded by the Light

原作はサルフラズ・マンズールの自伝的な回顧録です。

パキスタン生まれで、現在は英国ガーディアン紙でジャーナリストとして活躍しています。

彼自身もブルース・スプリングスティーンの大ファンだということで、150回以上ライブを見たという話です。

ロールエンドが流れる前に、ジャベドやループスとして描かれた本人が映し出されるのが印象的です。

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