アニメ映画「未来のミライ」は兄妹がテーマの冒険ストーリーです。
アニメ制作会社・スタジオ地図によって制作され、2018年7月20日に東宝で公開されました。
2018年5月16日にカンヌ国際映画祭プレミア上映されて、上映後、フランスの新聞、ル・モンドでは本作を「繊細な観察が出来ている」と評していたそうです。
この記事では、映画のあらすじ、キャラと声優、映画の舞台になった横浜を紹介しています。
童心に帰って、楽しんでみることができる作品だと思います。
のアニメ映画のあらすじ
くんちゃんの周りで不思議なことがいっぱい!
主人公のくんちゃは、初めてできた妹・未来(ミライ)に興味深々。
お母さんには「仲良くしてね」「守ってあげてね」と言われきちんと約束を守ります。
でも、お母さんもお父さんもミライの育児に追われくんちゃんは寂しい思いをしていました。
次第にミライに嫉妬心を覚えたくんちゃんはミライのほっぺたを引っ張ったり、指で鼻を押したりしてお母さんに止められます。
自分の居場所がなくなってしまったように感じたくんちゃんは庭に逃げ込みます。
すると一人の男がくんちゃんに話しかけてきました。
それは人間の姿になった飼い犬のゆっこでした。
そうこうしていると、くんちゃんのお尻の辺りに犬の尻尾のようなものが生えていて、毟り取って同じ所につけてみると全身に毛が生えて犬のようになりました。
そのままひと暴れして気持ちが落ち着いたくんちゃんは、それ以降不思議な体験をしながら成長していきます。
最後ラストの結末
ある日、くんちゃんの一家はキャンプに出かけることになりました。
準備の最中にくんちゃんは着ていく服のことでわがままを言ってしまいます。そして、庭に飛び出してしまいます。
すると見知らぬ場所に迷い込んでしまい、いつの間にか駅の待合室で、高校生の少年と出会います。
すると、少年はくんちゃんに、キャンプに行って、楽しい思い出を作れよ、と言われますが、反発して、ホームに入って来た電車に乗り込みます。
そして、くんちゃんはいつの間にか未来の東京駅まで来てしまい、自分が迷子になったことに気付きます。
家族の呼び出しが出来ないとき、くんちゃんはミライちゃんのお兄ちゃん!」と叫び、なんとか自分を証明します。
すると、そこへ未来のミライちゃんが現れて、くんちゃんの手を取って空高く舞い上がります。
そこでは、くんちゃん一家の歴史を見ることができました。
おとうさんや、犬のゆっこ、お母さんやひいおじいさんの歴史を見ます。
そして、家の庭で、未来のミライちゃんは先程の高校生の少年と会話している姿を見ます。
くんちゃんは、この少年が未来の自分の姿だと気付いたのです。
我に返ったくんちゃんは、晴れやかな表情をして、キャンプの支度をする家族のもとへと戻って行くのでした。
未来のミライのアニメ映画のキャラと声優
国民的人気俳優達の素敵な声とキャラが楽しめる
・くんちゃん
主人公・くんちゃんは本名「太田訓(おおた くん」。
甘えん坊な4歳の男の子です。
生まれたばかりの妹に両親の愛情を奪われ戸惑います。
ある日、飼い犬のゆっこが人間の男の人の姿になり、ミライという少女とも出会い、時空を超えた冒険の旅に出ます。
声優担当は上白石萌歌(かみしらいしもか)さんです。
鹿児島県出身の俳優・歌手です。
小学5年の時に第7回『東宝シンデレラ』オーディションに応募、史上最年少でグランプリに選ばれました。
数多くのドラマや歌手活動で活躍しています。
・ミライ
本作のヒロイン・ミライちゃんはくんちゃんの妹です。
未来からやってきた少女ミライちゃんはくんちゃんのことを「お兄ちゃん」と呼びます。
声優担当は黒木華(くろきはる)さんです。
多くのドラマに出演している俳優です。
ドラマ「重版出来!」の黒沢心役や、「凪のお暇」の大島凪役なども演じています。
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あの作品もこの監督のアニメ作品かも⁉︎
本作の監督は細田守(ほそだまもる)さんです。
2005年に東映アニメーションを退社してフリーになり、劇場アニメ「時をかける少女」で監督を務め、国内外で高く評価されます。
2011年にアニメーション映画制作会社「スタジオ地図」を立ち上げ、新作劇場作品「おおかみこどもの雨と雪」を発表します。
2015年には「バケモノの子」、2018年に「未来のミライ」を公開し、国際的に評価されます。
ゴールデングローブ賞アニメ映画賞にノミネート、アニー賞で長編インディペンデント作品賞を日本人初で受賞しました。
未来のミライのアニメ映画の聖地
多岐に渡る風景がアニメに登場
「未来のミライ」の舞台となるのは、神奈川県横浜市の磯子区と金沢区です。
くんちゃん達家族が住んでいるのが磯子区と金沢区の間で、JR根岸線を利用していることになります。
根岸森林公園ではくんちゃんがお父さんと一緒に自転車に乗る練習をしていました。
背景には横浜競馬場の旧一等馬見所跡も描かれています。
他にも横浜市電や三浦海岸など様々な横浜市の風景が出てきますのでお近く行った際には調べてみると面白いと思います。