映画「大脱走」は、何と言っても実話ならではの面白さです。
原作は、ポール・ブリックヒルの小説で、第二次世界大戦でチュニジア戦線で戦っていたポール・ブリックヒルがドイツ軍の捕虜となり捕虜収容所での体験から書かれました。
監督はジョン・スタージェスは、原作を読んで感激しすぐに映画化版権を得ています。
戦闘シーンは、ほとんどない集団脱走を描いた戦争映画は異色です。スティーブ・マックィーンのバイクシーンとテーマ曲はあまりにも有名です。
「大脱走」のあらすじ
大量脱走を実現させる方法
第二次世界大戦のドイツ北部第三捕虜収容所は、脱出不可能と謳われていました。
連合軍空軍将校や脱走常習者が集まると、自然と脱走計画が持ち上がります。
空前絶後の250名にも及ぶ脱出計画は果たして成功するのでしょうか?
予測の出来ない展開は、実話のせいでしょうか・・・
「大脱走」監督とキャスト
個性豊かなキャストの競演
監督は、「OK牧場の決闘」や「荒野の七人」などの西部劇を手掛けたジョン・スタージェス監督です。
もちろん、「大脱走」はジョン・スタージェス監督の代表作になっています。
・連合軍捕虜の先任将校ラムゼイ:
・ロジャー・バートレット(ビッグX):リッチャード・アッテンボロー
・情報屋のサンディ・マクドナルド(マック):ゴードン・ジャクソン
・トンネル王のウィリアム・ディックス(ウィリー):ジョン・トレイン
・偽造屋コリン・ブライス:ドナルド・プレザンス
・測量屋デニス・カベンディッシュ:ナイジェル・ストック
・仕立屋グリフィス:ロバート・デズモンド
・モグラのアーチボルド・アイブス:アンガス・レニー
・製造屋のルイス・セジウィック:ジェイムス・コバーン
・トンネル王ダニエル・ヴェリンスキー(ダニー):チャールズ・ブロンソン
・調達屋のアンソニー・ヘンドリー:ジェイムズ・ガーナ―
・独房王のバージル・ヒルツ:スティーブ・マックイーン
・捕虜収容所所長フォン・ルーガー:ハンネス・メッセマー
「大脱走」の音楽
軽快で心地良いマーチ
「大脱走」に使われているテーマ曲は、その名も「大脱走マーチ」です。
映画音楽の巨匠エルマー・バーンスタインが、映画のために作曲しました。
「荒野の七人」なども手掛けています。
「大脱走」鑑賞後は、誰もが口笛を吹くような軽快なマーチは心地良いですね。
「大脱走」のみどころ
バイクアクションで、決まり!
「大脱走」の見どころはズバリ!マックイーンのバイクアクションです。
戦闘シーンがほとんどない映画の中で唯一手に汗握るシーンがここでしょう。
TVのロードショーCMで頻繁に見せられたためか、「大脱走」といえばすぐにこのシーンを思い浮かべる方は多いでしょう。
バイクシーンのほとんどはマックイーンがスタントなしで演じていますが、バイクでジャンプするシーンと鉄条網に突っ込んでしまうシーンのみはスタントの吹き替えで行われたそうです。