映画『ゴーン・ガール』は夫を愛する妻の狂気を描いた作品です。
2014年にアメリカで公開された、サイコスリラー映画で、2012年発表のギリアン・フリンによる同名の小説が基になっています。
フリンは脚本も担当しており、監督はデヴィッド・フィンチャーが務めています。
夫婦の信頼関係の崩壊、そして夫を愛する妻の狂気が描かれていて、公開されて初の週末、3,014劇場から37,513,109ドルを売り上げ、北米興行収入1位となったそうです。
この記事では、映画のあらすじと結末、キャスト、感想と評価も紹介しています。
展開もハラハラドキドキの連続で、観ていて飽きない面白い映画だと思います。

ゴーン・ガールのあらすじ
衝撃の結末とは
ニックとエイミーはライターという同じ職業同士、惹かれあって恋愛をし結婚しました。
誰もがうらやむような憧れの夫婦のはずでしたが、結婚5周年の記念日に突然エイミーが失踪してしまいました。
警察に嫌疑を掛けられ、日々取材を続けるメディアによって、ニックの語る結婚生活に綻びが生じていきます。
次第に世間はニックに対して、エイミー殺害疑惑の目を向け始めるのでした。
弁護士は、ニックが疑われないように、浮気をしていたことを敢えて公にし謝罪したほうがいいとアドバイスします。ニックは同意し、謝罪しました。
その姿をニュースで見たエミリーは、匿ってもらっていた元彼を殺し、ニックのもとへ戻ってきます。
そして彼女はしばらくしてから、「預託していた精子で妊娠した」とニックに報告し、ニックはその事実を受け入れるのでした。

ゴーン・ガールのキャスト
迫真たっぷりの名演技
・ベン・アフレック
夫のニックを演じたのは、ベン・アフレックです。
両親の離婚後、小学校の教師だった母と、弟で俳優のケイシー・アフレックと共に育ちました。
8歳の時に俳優マット・デイモンと出会います。後に「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」で共同脚本を書き、アカデミー賞およびゴールデングローブ賞の脚本賞を受賞しました。
1981年「The Dark End of the Street(原題)」で映画俳優デビューを果たし、97年「チェイシング・エイミー」で注目され、「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」で人気を博しました。
その後は「アルマゲドン」「レインディア・ゲーム」「パール・ハーバー」など話題作に出演します。
2007年、地元ボストンを舞台にしたデニス・レヘインの傑作小説を映画化した「ゴーン・ベイビー・ゴーン」で念願の長編監督デビューを果たし、業界から高い評価を受けました。
再びボストンを舞台にした監督2作目の「ザ・タウン」も人気を博し、12年、イランでのアメリカ大使館人質事件を描いた3作目の「アルゴ」も絶賛されました。
アカデミー賞では監督賞にはノミネートされませんでしたが、作品賞を受賞しました。
プライベートでは、グウィネス・パルトローと交際の後に、ジェニファー・ロペスと交際を始め、その後「デアデビル」で共演したジェニファー・ガーナーと05年に結婚しました。
本作品では妻からも不倫相手からも愛される役でしたが、きっと私生活もモテる方なんですね。
・ロザムンド・パイク
妻のエミリーを演じたのは、ロザムンド・パイクです。
オペラ歌手の父とヴァイオリニストの母の間に生まれ、両親の巡業でヨーロッパ各地を回った後、イングランドの女子校に入学しました。
やがて舞台「ロミオとジュリエット」での演技が注目され、プロの女優としての活動が始まりました。
2002年「007/ダイ・アナザー・デイ」のボンドガールに抜擢され、一気に有名になりました。
以降、「リバティーン」「サロゲート」「アウトロー」「ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬」「タイタンの逆襲」など様々なジャンルで活躍しています。
そして、本作品「ゴーン・ガール」で演じた失踪した主人公の妻が話題となり、業界から絶賛されました。
そしてアカデミー賞主演女優賞に初ノミネートされ、スター俳優となりました。
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ありえない展開にびっくり
最後、結局離婚はせずに子供を育てるというニックの発言には驚きました。
とても怖い話だなぁと思いながら観ていましたが、観終わってしばらくすると、なんだか少し笑えてきます。
これはコメディだったのかもしれないとも思いました。夫婦の壮大な痴話喧嘩だったのではないかと…。
展開がハラハラドキドキして観ていて飽きない映画です。とても面白い映画でした。
結婚生活が少し怖くもなりますが…、やはり結婚前に相手がどんな人なのかはしっかり見定めておくべきですね。
